米メモリアルデー、多くの追悼式が中止・縮小 新型コロナで

2020/05/26
更新: 2020/05/26

[ニューヨーク 25日 ロイター] – 米国ではメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の25日、新型コロナウイルスの感染防止のため多くの追悼イベントが中止され、一部では規模を縮小した式典がインターネットで配信された。

例年はパレードなどが行われるほか、本格的な夏休みシーズン入りを多くの人が祝うが、今年は新型コロナ感染対策の行動制限により、人出は控えめとなった。

トランプ大統領はバージニア州のアーリントン墓地で行われた献花式に出席。マスクは着用しなかった。式典にはメラニア夫人やペンス副大統領、エスパー国防長官らも出席した。

一方、大統領選で民主党の候補指名を確実にしたバイデン前副大統領はこの日、約10週間ぶりに外出した。デラウェア州の自宅近くの公園を訪れ、ジル夫人とともにマスク姿で戦没者に献花した。[nL4N2D72FP]

3月に導入された行動制限により、米国では4月に経済活動がほぼ停止状態に陥り、2000万人以上が失業した。

全米50州ではいずれも行動制限が部分的に緩和されている。厳しい制限措置を実施してきたカリフォルニア州は25日、小売店内での買い物と礼拝施設の再開を許可すると発表した。[nL4N2D72JY]

ロイターの集計によると、米国内の新型コロナ感染者数は166万人を超え、世界で最も多い。死者は9万7971人に達した。

Reuters
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