米軍艦が台湾海峡通過、天安門事件から31年の4日に

2020/06/05
更新: 2020/06/05

[台北 5日 ロイター] – 中国の民主化運動が武力弾圧された1989年の天安門事件から31年を迎えた4日、米軍艦が台湾と中国を隔てる台湾海峡を通過した。台湾国防部(国防省)と米軍が5日、明らかにした。

台湾国防部は、米軍艦が台湾海峡を南に向かって通過したと発表。航行は「通常の任務」だと説明し、台湾軍が監視したとしたが、これ以上の詳細には言及していない。

米太平洋艦隊のフェイスブックへの投稿によると、同海峡を航行したのは米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の「ラッセル」。

米軍艦の台湾海峡通過はここ数カ月で増えており、新型コロナウイルスや貿易、人権などを巡り対立する米中間の緊張を一層高めている。

Reuters
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