米共和党議員、トランプ氏にドイツ駐留米軍削減計画の再考要請

2020/06/24
更新: 2020/06/24

[ワシントン 23日 ロイター] – 米議会下院の共和党議員らは23日、トランプ大統領に対し、ドイツに駐留している米軍を削減する計画を再考するよう要請した。

下院外交委員会のマイケル・マコール議員(共和党)率いる6人の議員が書簡で、ドイツ駐留米軍は欧州だけではなく、ロシアや中国の影響力が高まっている中東やアフリカにおいて、米政府の戦略上の利益に資すると指摘。「プーチン政権が北大西洋条約機構(NATO)の抑止力に対する信頼性に疑問を感じたり、NATO加盟国などが集団安全保障に対する米国のコミットに疑いを持ったりするような行動を取る時ではない」とした。

トランプ大統領は15日、ドイツに駐留している米軍の規模を約9500人削減し、2万5000人とすると表明。ドイツはNATO加盟国に求められる防衛費を拠出していないと指摘した。

Reuters
関連特集: 国際