大紀元時報

19回のカジノ旅行、セクハラの和解金、政治献金…中国不動産開発業者が米ロス議員を買収

2020年08月25日 21時53分
米連邦捜査局(YURI GRIPAS/AFP via Getty Images)
米連邦捜査局(YURI GRIPAS/AFP via Getty Images)

米ロサンゼルス市の政界における最大の汚職事件「ホセ・ファイザー事件」は最近、進展を見せた。同市議会議員および同市土地利用管理委員会の委員長であるホセ被告(51)は、米連邦捜査局(FBI)に逮捕され、複数の容疑で起訴された。また、同事件における同市に投資した中国の不動産開発業者数社の関与も明らかになった。

2018年11月、FBIはホセ・ファイザー(Jose Huizar)被告の事務所と自宅を家宅捜索し、クローゼットの中から12万9千ドルの現金を発見した。現金は中国式の赤い封筒の中に入っていたという。

20年6月23日、ホセ被告は賄賂、恐喝、資金洗浄などの容疑でFBIによって逮捕され、 7月30日、カリフォルニア中央地区連邦検事局に正式に起訴された。 同被告は8月3日、公聴会に出席したという。

同被告の贈収賄を詳述した172ページにも及ぶ報告書の作成に、FBIは5年間を費やした。賄賂は主に中国の不動産開発業者らが関わっており、会話の内容を監視するために、FBIは中国語の専門家を派遣して翻訳支援までしていたという。

起訴状によると、これらの不動産開発業者はホセ被告からの便宜と引き換えに、同被告の支払いを肩代わりしていたという。その請求書の内容は、20回にも及ぶカジノ旅行、セクハラ事件の和解金60万ドル、不動産および法律顧問料、選挙献金などさまざまだった。

連邦検察官は、同被告が海外および国内の不動産業者から少なくとも150万ドル以上の違法な利益を受け取ったと主張しており、そのうち中国の不動産業者1社だけで80万ドルにも及ぶという。

中国財新メディアの記者は、起訴状で開示された情報に基づき整理した結果、事件に関与した主要な中国企業2社とその不動産プロジェクトは、それぞれ「深圳新世界集団」と「深圳合正集団」である可能性が非常に高いことを発見した。

起訴状によると、関与した主要な中国の不動産開発業者2社は、元ロサンゼルス中国系副市長の陳紓樺氏によって同被告に紹介された。

19年初頭、陳氏のメールを調査した報告書が公開され、同被告の「中国の友人たち」が暴露された。報告書には、深圳新世界集団、深圳合正集団、綠地控股集団や中国泛海控股集団などのCEOらが名を連ねた。

起訴状によると、ホセ被告は15年、選挙に出馬し、不動産業者4社に合計8万ドルの献金を求めた。また、13年3月~18年11月まで、ラスベガスを19回も訪れ、115万ドルの費用の全額をある不動産業者が支払った。16年のオーストラリア旅行の費用も同じ業者が負担した。

13年、ホセ被告は元女性社員にセクハラを訴えられ、和解金の60万ドルを同じ業者が支払った。

報道によると、深圳新世界集団は10年3月にロサンゼルス中心部のグランドホテルを買収、11年1月にはシェラトン ユニバーサルホテルを買収したという。

また綠地控股集団は14年、ロサンゼルス・ダウンタウン・メトロポリス・プロジェクトを買収、深圳合正集団は13年、シェラトン ロサンゼルス エアポートホテルを買収、14年にロサンゼルスLuxe ホテルを買収、15年9月にはシェラトン ロサンゼルス サン ガブリエルホテルの建設に着手したと報じられた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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