NZ・豪、隔離措置なしの相互往来を19日から開始

2021/04/06
更新: 2021/04/06

[ウェリントン/シドニー 6日 ロイター] – ニュージーランドのアーダーン首相は6日、オーストラリアとの間で隔離措置なしに相互の往来を認める「トラベルバブル」を19日から開始すると発表した。

首相は記者会見で、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)の抑え込みに成功し「トラベルバブル」導入の条件を満たしたと説明した。

オーストラリアの大半の州では既に数カ月にわたってニュージーランド人の隔離なしでの訪問を認めているものの、ニュージーランドはコロナ懸念を理由に豪州からの訪問者を対象に隔離義務を課していた。

隔離措置を受けた帰国者からの小規模な感染拡大はあるものの、両国ではウイルスを事実上根絶している。

アーダーン首相は記者団に対し「トラベルバブルはわれわれの新型コロナ対応・回復における新たな始まりを示している」と指摘。一方で、市中感染があればオーストラリアの一部州を離発着するフライトが運航停止となる可能性は残っていると警告した。

新型コロナを巡ってはこれまでに、オーストラリアでは感染者約2万9400人・死者909人、ニュージーランドでは感染者2100人強・死者26人が確認されている。

*内容を追加しました。

Reuters
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