トルコ洪水、死者31人に エルドアン大統領「災害激甚地」宣言

2021/08/14
更新: 2021/08/14

[シノップ(トルコ) 13日 ロイター] – トルコ北部の黒海沿岸地域で発生した豪雨による洪水で、これまでに31人が死亡した。同地域では救急隊員による救助活動が行われている。

災害緊急事態対策庁(AFAD)によると、北部のカスタモヌ県で29人、隣接するシノップ県で2人が死亡。10人が病院で治療を受けているという。野党議員は行方不明者が多く、死者数が急増する可能性があると述べた。

トルコのソイル内相は12日遅く、バルトゥン県、カスタモヌ県、シノップ県に広がる被害状況を調査した後、記者団に対し、「私が見た中で最悪の洪水被害だ」と述べた。

エルドアン大統領は3県を災害激甚地と宣言した。

AFADによると、地域住民1800人以上がヘリコプターやボートで避難している。

トルコの気象当局によると、黒海沿岸地域の中央部および東部でさらなる豪雨が予想され、洪水が発生する恐れがあるという。

Reuters
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