大紀元時報

中国、西北部の寧夏で腺ペスト感染者1人を確認 病院や集合住宅を封鎖

2021年8月23日 18時00分
腺ペスト菌の画像(Shutterstock)
腺ペスト菌の画像(Shutterstock)

中国西北部に位置する寧夏回族自治区の衛生当局は22日、同自治区銀川市の病院で21日、他省からの来訪者1人が腺ペストに感染したと発表した。

中国メディアによると、感染者は内モンゴル自治区から寧夏回族自治区を来訪した女性(55)だ。地元当局は、女性が訪問した銀川市内の集合住宅地や病院、診療所などを封鎖し、濃厚接触者らに隔離措置を実施した。

内モンゴル自治区オルドス市オトク旗に在住のこの女性は長年、放牧の仕事をしている。

中国メディアの報道によると、14日に吐き気や嘔吐の症状が現れ、滞在先の同自治区平羅県の診療所と人民医院で診察を受けた。しかし、地元診療所では原因を特定できなかったため、17日、銀川市の大病院、寧夏医科大学総医院で診察を受けた。21日に腺ペスト感染を確定したという。寧夏医科大学総医院はその日に、発熱外来の受付や救急外来の受け入れを停止した。平羅県の人民医院も同様の措置をとった。

平羅県の住民によると、県内の集合住宅区、「金水湖畔小区」は20日から閉鎖された。当局は住民の出入りを禁止した。同住民は、「20日に多くの救急車や警察車両がこの小区に入った。今日(22日)、一部の住宅棟はまだ封鎖中だが、住民の出入りを認められた棟もある」と大紀元の取材に語った。

別の住民は、腺ペストの感染を確認された女性の濃厚接触者と、濃厚接触者に接触した住民らは隔離されたと述べた。平羅県の病院は閉鎖され、県外へ行く大通りも封鎖されたという。

小児科医師の陳氏は、ペストは現在流行っている新型コロナウイルス(中共ウイルス)感染症のようなウイルス性感染症と違って、ペスト菌などが原因の細菌性感染症の場合、「免疫システムを構築するのが難しい」とした。

国立感染症研究所(NIID)によると、腺ペストの死亡率は30〜60%で、肺ペストの場合は死亡率がさらに高まる。

いっぽう、女性感染者の地元、内モンゴル自治区のバヤンノール市当局は昨年7月、住民1人が腺ペストに感染したと公表したことがある。同年8月、バヤンノール市は腺ペストに感染した患者1人は死亡したと発表した。

(翻訳編集・張哲)
 

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