大紀元時報

中国の90後世代、離婚率3割超え 婚姻率わずか1割

2021年8月23日 20時50分
中国では結婚を望まない若者が増えていることが最近の調査で分かった(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)
中国では結婚を望まない若者が増えていることが最近の調査で分かった(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)

中国民政部の最新統計によると、「90後」と呼ばれる1990年代以降に生まれた若者の多くは結婚を望んでおらず、また、この世代の既婚者の離婚率は35%近くに上ることがわかった。2020年の全国での婚姻登記件数は約813万ペアで、7年連続で減少している。

最新統計データによれば現在、中国には「90後」の世代は約1億7000万人で、うち男女比が54:46となっている。また、「90後」の結婚率はわずか10%あまりだが、既婚者の離婚率は35%近くに上ることがわかった。

昨年、中国政府は離婚の届け出から成立まで30日の「冷却期間」を設ける新制度を打ち出した。

中国の若者問題を研究する社会学者の卒鑫氏は20日、米政府系放送ラジオ・フリー・アジア(RFA)のインタビューで、「今の若者の結婚に対する概念は根本的に変化し、彼らは結婚を一種の束縛と考えている」と指摘した。

また、「結婚や子育てにかかるコストが高いため、家庭を持つハードルは高い。政府は3人目、4人目の出産を奨励しているが、結婚意欲を向上させなければ無理な話だ」と述べた。

若者の結婚嫌いが、高齢化問題を悪化させている 

国営新華社通信は1カ月前、全国の2020年の婚姻登録数は813万1000ペアで、7年連続で減少したと報じた。親の世代と比べ、「80後」「90後」世代にとって、独身も選択肢の一つになったという。30代になっても結婚しないといった現象は、若者の中では珍しくない。

また、国家統計局の統計によると、1990~2017年の出産適齢期にある女性の平均初婚年齢は21.4歳から25.7歳へと4年以上も遅れ、その後も上昇傾向にあるという。

 「適齢の若者が結婚を望まないケースが増えており、その影響で高齢化社会の問題が悪化の一途をたどっている」と当局も認めている。

中国当局が少し前に発表した国勢調査の結果では、「総人口が14億人を超え、増加傾向にある」としているが、一部の研究者は総人口は10億人程度と推定している。

前出の卒鑫氏は「婚姻率が低く、離婚率が高ければ犯罪率は確実に上昇する。社会は今後ますます不安定になるだろう」と述べた。

国家統計局の別のデータによると、2015年以降、中国の単身世帯は年々増加し、2015年に13.15%だったのが、2019年には18.45%へと増えている。

(翻訳編集・李凌)

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