大紀元時報

米議員がファウチ博士を非難、武漢研究所への資金提供で「嘘の証言」

2021年9月10日 18時55分
米国のトム・コットン上院議員(Photo by Greg Nash-Pool/Getty Images)
米国のトム・コットン上院議員(Photo by Greg Nash-Pool/Getty Images)

米共和党トム・コットン上院議員はこのほど、米感染症対策トップのアンソニー・ファウチ博士が、米政府による武漢ウイルス研究所への助成金提供問題をめぐって、議会に嘘の証言を行ったと批判した。

米メディア「ザ・インターセプト(The Intercept)」は6日、米国の情報自由法に基づいて、米NGO団体「エコヘルス・アライアンス(EcoHealth Alliance)」による武漢ウイルス研究所への資金援助に関する資料を入手したと報じた。

この資料によれば、米国立衛生研究所(NIH)は2014年、エコヘルス・アライアンスが申請した約300万ドル(約3億2944万円)規模のコウモリ由来のコロナウイルスに関する研究プロジェクトを承認した。研究期間は5年間。

2020年4月、トランプ前大統領は同プロジェクトに資金を提供し続けているNIHに対して、中止を命じた。

ザ・インターセプトが公開した資料では、エコヘルス・アライアンスNIHから得た助成金のうち59万9000ドル(約6578万円)を武漢ウイルス研究所に提供し、コロナウイルスの機能獲得(gain of function)研究を依頼した。

助成金申請書には、「実地調査において、SARSや他のコロナウイルスにさらされる危険性が最も高い。コウモリが密集する洞窟で作業する際に、コウモリの糞がついているほこりを吸い込む危険性がある」と同研究の危険性についての記述があった。

エコヘルス・アライアンスの責任者で動物学者のピーター・ダザック(Peter Daszak)氏は、武漢ウイルス研究所の著名な研究者である石正麗氏と複数回、共同研究を行ったことがある。今年2月、世界保健機関(WHO)の国際調査団が中共ウイルス(新型コロナウイルス)の発生源に関して、中国武漢市で現地調査を行った。ダザック氏は調査団のメンバーだった。

中国衛生当局、国家衛生健康委員会の曽益新・副主任は7月22日の記者会見で、武漢ウイルス研究所では、コロナウイルスの機能獲得実験を行ったことはないと発言した。

米感染症対策トップで、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士も、これまで議会の公聴会に出席した際、機能獲得実験をめぐって、NIH武漢ウイルス研究所に資金を提供したことはないと強調した。

フォックスニュースによると、トム・コットン上院議員は7日、ザ・インターセプトの報道を受けて、「ファウチ氏は議会に嘘をついた。同氏を捜査し、訴追すべきだ」と主張した。

(翻訳編集・張哲)

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