2018年4月10日、ワシントンで行われた公聴会で証言するマーク・ザッカーバーグ氏 (Samira Bouaou/The Epoch Times)

米フェイスブック、社名を「メタ」に変更 高まる批判にイメージ刷新か

フェイスブックマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は28日、オンラインで開催したイベントで社名を「メタ(Meta)」に同日付で変更したと発表した。グループ全体の利用者が36億人まで達した同社は、情報漏洩や内部告発など企業体質への批判が高まっており、イメージ刷新を狙う。

社名変更の理由について、ザッカーバーグ氏は、SNSのアプリ開発などに加え、「メタバース」と呼ぶ仮想空間の構築に力を入れていくため「事業の全体像を包含する社名が必要になったため」と述べた。いっぽう、提供している「フェイスブック」や「インスタグラム」などの名称は変更しない予定だという。

ザッカーバーグ氏は「メタバースは、現在のオンライン上でのソーシャル体験を、掛け合わせたようなものになる。時には3次元に拡大され、時には現実世界に投影される。一緒にいない人とも、没入感のある体験が可能だ」とし、「メタバースは、人と人をつなぐための次のフロンティアだ」と述べた。

同社は、12月1日付で証券コードを「FB」から「MVRS」に変更する予定だ。

フェイスブックをめぐっては、同社元社員が摂食障害の子供や十代の若者をターゲットに悪影響を及ぼしていると内部告発するなど、企業体質への批判が高まっている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は24日付の報道で、フェイスブックが大紀元やブライトバートなど「保守派」ウェブサイトにつながることを抑制すべきだと主張する内部調査の存在を明らかにした。

ザッカーバーグ氏は、これらの批判を受けて「今は未来に目を向ける時ではないとの指摘もあるが、私は現在取り組むべき重要な問題がある」とし、「共感してくれる多くの人がいることも知っている」とコメントした。