2012年1月23日、太陽から放出されたコロナ質量放出(CME)(NOAA/National Weather Service's Space Weather Prediction Center via Getty Images)

大規模な太陽フレア 30日に通信障害の恐れ

情報通信研究機構(NICT)は29日午前0時過ぎに大規模な太陽フレア(爆発)現象が発生したと発表した。地球周辺の電離圏や地磁気が乱れ、30日以降、人工衛星や短波通信などに障害が発生する可能性があるという。

今回の大規模な太陽フレア現象は、太陽の中心に位置する「黒点」で発生した。爆発の影響でコロナガスが地球方向に噴出したことによって、人工衛星の障害や、GPSを用いた高精度測位の誤差の増大、船舶や航空機の管制のための短波通信に乱れが生じる恐れがあるという。

宇宙天気予報センターよると、29日に発生した太陽フレアにより、南米を中心に西半球の大部分で一時的に電波障害が発生した。

英国のメット・オフィス・スペース・ウェザーオペレーション・センター(MOSWOC)は、コロナガスが30日に地球に到達する可能性があるとしつつも、31日までには影響は収まるとコメントした。今回の太陽フレアにより、スコットランド、北アイルランド、北イングランドではオーロラが観測される可能性がある。