「ドア開けるのは犯罪だ」大連荘河市、感染者50人超で都市封鎖 

2021/11/16
更新: 2021/11/16

中国遼寧省大連市保健当局は12日、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の感染防止対策として、所轄の庄河市の都市閉鎖を実施した。住民全員が12日から14日間、自宅に完全隔離される。

庄河市は大連市の管轄下にある小さな都市で、人口は約80万7000人、面積は4113平方キロメートル。住居の玄関ドアの外側に封印が貼られ、封印が破れた場合、世帯全員を隔離施設に移して集中隔離し、その費用は全額自己負担になるという。

当局の詳しい発表はないが、大紀元記者がまとめた情報によると、庄河市では4日に一人目の感染が確認され、11日までの新規感染者は総計50数人にのぼるという。

中国政府は、「感染者ゼロ」対策を実施している。少人数感染の場合でも、対象地域を完全封鎖し、全員の外出を禁止する。

「庄河市内に入る幹線道路を含めてすべての道路が閉鎖され、出入りできない」。市民の池暁鈴(仮名)さんは13日、大紀元の取材で現地の状況を話した。「私たちは皆、自宅に閉じ込められて、感染者と接触した人たちは隔離施設に集められている」

SNS上の投稿によると、市民は玄関ドアに外から封印を貼ったうえ、内側から鍵をかけるよう指示されている。「今は玄関ドアを開けるのは犯罪だ!家を出るのは法律違反だ」とネットユーザーは揶揄した。

(記者・顧曉華/古清兒 翻訳編集・叶子静)