コロナ禍で若者ほど「年賀状に積極的」な傾向=企業意識調査

2021/12/09
更新: 2021/12/09

文具メーカー大手のぺんてる株式会社(中央区)が実施した意識調査によると、コロナ禍以降、若年層が年賀状に対して積極的になったという。対面で接触する機会が減った分、つながりの大切さをより感じたことなどが理由として挙げられた。

「年賀状に関する意識調査」は11月19日から26日にかけて、全国の10代~60代の男女673人を対象に行われた。調査結果から、年賀状を出す予定があると答えた20代(20歳~29歳)の回答者のうち70%以上が「コロナ禍以降、年賀状を書くことに対して積極的な気持ち」になったことが分かったという。

理由として「この一年なかなか会えなかった人にぬくもりのあるあいさつをしたいから」「コロナ禍で人とのつながりの大切さをより感じたから」などが挙がった。

世帯別に見れば、「積極的」との回答は20代の回答者をピークに、30代が約45%、40代が約20%となり、高年齢層ほど低くなる傾向が見られた。

また、「年賀状を出す」予定があるという回答者のうち、「一部手書き」または「全部手書き」と答えた者は全世代の平均で82.5%に上った。世帯別に見ると20代が91.1%と最も高い結果となり、おおむね年齢の増加とともに逓減する傾向が見られた。

蘇文悦
蘇文悦
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