FDA、コロナ検査キット3種に使用中止呼びかけ 誤判定の可能性 

2022/03/07
更新: 2022/03/07

米国食品医薬品局(FDA)は1日、新型コロナウイルスの簡易検査キットの3種類について、誤った結果を示す可能性があるため使用すべきではないと発表した。

FDAは、米セルトリオン社の「DiaTrust COVID-19 Ag ラピッド検査キット」、韓国SDバイオセンサー社の「STANDARD Q COVID-19 Ag 家庭用検査キット」、中国ACONバイオンテック社の「Flowflex SARS-CoV-2 ラピッド抗原検査キット」の使用を中止するよう警告した。この3種類の検査キットはすべて鼻の粘膜を綿棒で採取するタイプのもの。

これらの検査キットについて、FDAは米国での流通または使用の承認を得ておらずリコール対象だという。「使用に伴う負傷、健康への悪影響、死亡の報告は受けていない」とした。

FDAは2月にも、米E25バイオ社、米エンパワード・ダイアグノスティックス社らの抗体検査キットについて同様の理由で警告を発しリコールしている。

※記事内容を一部修正しました。

武田綾香