「判決重かった」ミャンマーで拘束された久保田徹さんが帰国

2022/11/18
更新: 2022/11/18

7月にミャンマー国軍への抗議デモを最大都市ヤンゴンで撮影していた際に拘束され、計10年の禁錮刑を言い渡されていた映像ジャーナリストの久保田徹さん(26)が解放された。18日、民間機で羽田空港に到着した。

ミャンマーではクーデターにより国軍が国家の全権を掌握している。国軍は今月17日、数千人余りを恩赦して解放した。久保田さんもそのなかの一人。タイ・バンコク経由の空路で帰国した。

羽田空港で報道陣の取材に応じ久保田さんは、「10年という判決が出たが、これだけ早く解放されたことに言い表せない感謝をしている」と政府や支援者に謝意を示した。帰国したことについて「まだ実感があまり湧かない。うまく形容ができない」と述べた。

刑務所の生活で不当な扱いはなかったとし「独房の中で暮らしていた。10年という長さが重くのしかかっていた」と振り返った。

ミャンマーの軍事政権から解放された日本人ジャーナリスト、久保田さんが18日、羽田空港に到着した (Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)
ミャンマーの軍事政権から解放された日本人ジャーナリスト、久保田さんが18日、羽田空港に到着した。(Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)
大道修
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