神韻八王子公演は連日満場 「宝石のようなステージ」受賞歴あるバレエ講師が絶賛

2024/01/26
更新: 2024/01/26

25日、日本を巡回公演中の神韻芸術団が、J:COMホール八王子での2日目の公演を行なった。「失われた中国伝統文化の復興」を掲げる神韻は、ニューヨークを拠点とする世界最高峰の中国古典舞踊と音楽の芸術団。2日連続で満場となった会場から、感動の声が届いた。

2024年1月25日午後、神韻ニューヨーク芸術団がJ:COMホール八王子での第二回公演を行なった。この日も、前日の第一回公演に続き満場となった(藤野偉/大紀元)
 

「宝石のようなステージ」受賞歴あるバレエ講師が絶賛

2024年1月25日午後、バレエ講師の宮浦久美子さんが、神韻芸術団のJ:COMホール八王子での第二回公演を鑑賞した (藤野偉/大紀元)

この日、バレエ講師の宮浦久美子さんが公演を鑑賞した。「実は2回目なんですけれども、より一層磨きがかかり、みなさんが宝石のようで、宝箱が散りばめられたようなステージでした。今回もあっという間のとても楽しい時間を過ごさせてもらいました」と喜びを語った。

4歳でバレエを始めた宮浦さんは、日本有数のバレエ団「牧阿佐美バレエ団」入団。プリマとして活躍し、文部大臣賞やルフトハンザ賞、東京都知事賞など多数の受賞歴を持つ。他にも、雑誌やポスターのモデル、CM出演、健康関連の書籍出版など、幅広く活動している。

神韻の完成度の高い舞踊に鍛錬の成果を感じたという宮浦さん。「柔軟性が半端ではないし、手の使い方なども相当練習しないとできないものだと感じました。小さい時から相当な訓練をされている賜物だと感じました」と讃えた。

「もう目がキラキラしてますよね。心で踊っている、感じていることが体から表現として出ているというのが、すごく伝わりました。皆さんが同じ目標に向かって一つになっているというのが表現から出てきて、とても素晴らしかったです」

演者から溢れる気品や自信を、自身が講師を務めるバレエ教室の生徒にも伝えたいという。「皆さんがそれだけずっと磨き上げられていても、舞台上では『大変そうだな』と全く感じさせない。『これだけの舞台、見ていただければわかりますよね』というような感じです。自分も子供たちに伝えてあげられたらと思います」

ダンサー「日本じゃない世界にいるみたい」

2024年1月25日午後、ダンサーの管野瑠美さんと弟の泰斗さんが、神韻芸術団のJ:COMホール八王子での第二回公演を鑑賞した(任子慧/大紀元)

「演技がすごく揃っていて、体も指まで綺麗でした。目の動きも含めて表情が豊かで、それらすべてから情感が伝わりました」。そう語ったのは、この日の公演を鑑賞したダンサーの管野瑠美さんだ。

神韻芸術団のホームページによると、中国古典舞踊が持つ高い表現力は悠久の中国文化の中で築き上げたもので、日々の営みを生き生きと描写したり、内心の情感の移り変わりを豊かに表現できるという。

瑠美さんは、「セリフがなくてもストーリーが伝わるのが素晴らしかったです。洗練された動きで、すごく訓練をしたのだろうなと思いました」と、舞踊の妙を讃えた。

神韻公演は古典舞踊や舞踊劇、中国楽器の独奏、歌曲の独唱など、約20の短い演目から構成され、歴史絵巻のような世界に観客を誘う。「新鮮な環境に身を置いてる感じ、日本じゃない世界にいる感覚になりました」と瑠美さんは語った。

弟の泰斗さんは、現代劇の演目が印象に残ったという。劇中では、中国の精神的伝統を受け継ぐ法輪功の学習者らが、共産党政権から非道な弾圧を受けながらも善良な信念を貫く。「ああいう迫害が本当にあると思うと悲しいですが、勉強になりました」と受け止めた。

「舞台が好きな友達も多いので神韻を勧めたいです。色彩も映像もすごくて、見たことない人でも絶対見入ってしまうと思います」と瑠美さんが語ると、泰斗さんも「演劇好きな人に『こんな舞踊見たことある?』と勧めたいです。今日の公演を観てそう思いました」と続けた。



神韻2024日本公演は、2023年12月22日から2024年2月16日にかけて、全国12会場で42公演を挙行する。公演のチケットはチケットセンター(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページから購入することができる。チケットぴあや楽天チケット等、大手チケット予約サービスでも取り扱いがある。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

大紀元報道記者。東京を拠点に活動。