中国 悪党は汚い手を使う。学生は安くて旨いものを食えなくなった。学校の中に邪悪な小鬼がいるのさ

中国の学校、フードデリバリーを阻止するため糞尿水を使う

2024/05/25
更新: 2024/05/25

※お食事前後の方は、閲覧を控えてください。

「見てよこれ、理工大学は学校外部へのフード注文を阻止するために、フェンスへ糞尿水をぶっかけた、糞だらけで本当に気持ち悪い……」とあるフード配達員は苦い顔をしていた。

このほど、中国山東省青島市にある総合大学「青島理工大学」の黄島キャンパスのフェンス一部に糞尿水が大量にかけられたことがわかった。

汚水をかけられた場所は、学生が外部に注文したフードデリバリーの受取り場所だった。汚水かけ作業は学生のフードデリバリーを阻止するために、学校側が手配した作業員が行ったものだと現地市民は明かす。

汚水作業の現場をとらえた動画のなかには、キャンパスのフェンス外に停車する肥溜めトラックがあった。その車から直接汚水をホースのようなもの使ってフェンスに向かって勢いよくかけていた。

現地市民によると、学校食堂の食事は高いくせにマズイ。そのため、食堂で食べたくないからネットで外の宅配業者に注文して学校へ配達させている学生が多い。しかし、学校側はお金を儲けたいから、学生のフード注文を禁じたという。

「青島理工大学」では、本来学校と外部を隔てる赤レンガの壁があった。学校側は学生のフード注文を阻止するためにレンガの壁の外側にさらに柵を設置していた。しかし、それでもフード配達員は竿などの長い棒に、学生から注文されたフードをくくりつけてフェンス越しに学生たちに届けていたようだ。

「しかし、汚水をフェンス周辺に大量にかけられてからは、配達員も学生も、今までのようにそこへ近づけられなくなった」と現地市民はいう。

イメージ画像。校内の学生(左側)に長い棒をつかってデイバリー注文品を届ける配達員(右)、湖南省の高校(中国のネットより)

食堂は学校と「利益癒着の関係」

「いまでは、どの学校の食堂も、例えば入札という形をとっていたとしても、決して入札で決まったわけではない。食堂は全部学校に利益癒着のある関係者が開いたものだ」と現地市民は指摘する。

学校側の行動をめぐり、SNS上では「学生まで搾取の対象とされている」といった非難が殺到している。

関連動画がSNSで拡散されて注目を集めた後、学校側は「うちは何も知らない、110番通報した」と主張している。しかし、この件に関する警察からの通報は今も出ていない。

(「青島理工大学」の黄島キャンパスの一部フェンスに糞尿水をかける作業員)

 

 

 

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!