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日本の法輪功学習者が東京・浅草でパレード 世界法輪大法デーを祝う

2025/05/12
更新: 2025/05/15

5月11日の日曜日、東京・浅草で世界法輪大法デーを祝うパレードが催された。日本の法輪功学習者は法輪功創始者の李洪志氏の誕生日を祝い、法輪大法が世界に広まってから33周年目を迎えたことを祝った。

雷門や仲見世など観光スポットが豊富にある浅草は、最近、記録的に海外旅行客が増加している。初夏の曇り空の下、心地よい風が吹き抜けるなか、浅草の街は活気にあふれていた。
 

浅草の有名観光スポット雷門の前をパレードが通過(大紀元)

 

雷門の前を通過する煉功隊に注目する観光客(大紀元)

 

雷門の前でパレードに見入る観光客(大紀元)

パレードが通る歩道沿いでは、金管楽器と太鼓でパレードの先導をきる天国楽団の奏でる音に耳を傾けたり、リズムに合わせ身体を揺らす人々の姿が見られた。またスマートフォンで煉功隊が行う気功動作を撮影する人々も多く、取材の中では「頑張ってください」とエールの声も聞かれた。
 

イギリス人女性「実に素晴らしい」

通りを歩いていたイギリスから来た女性は取材に応え、パレードの楽団や腰太鼓隊の奏でる音楽に「実に素晴らしい」と感嘆していた。
 

ここに来る前は「さようなら」などの美しい日本語を学んだというイギリス人女性(大紀元)

「こんなに美しいものを見ることができるなんて、本当に素晴らしいです」

「音楽は大きな音なのに、不思議と心を落ち着かせる効果を持っています。それはまるで心を包み込み、そっと支えてくれるようです」

「この場には一体感が漂っており、それは音楽によってさらに強く感じられます」

 

たまたま今日は千葉県から浅草に来ていたという男性(大紀元)

また楽器の音を聞きつけて思わず通りに出てきたという男性は、「聞くだけで楽しいよね。元気になる」と述べ、「頑張ってください」とパレードにエールを送った。
 

法輪功学習者にとっての5月13日

5月13日は法輪功学習者にとって特別な日となっている。中国の伝統的気功である法輪功は法輪大法とも呼ばれ、李洪志氏によって1992年中国、長春市で伝え出された。法輪功は1990年代半ばから末まで非常な人気を博し、90年代末には学習者は1億人に達し、今では100か国を超える国々に広まっている。その法輪功が伝えだされた日が5月13日で、この日は李洪志氏の生誕日でもある。

李洪志氏の活動は世界的にも称賛されており、2000〜03年にかけてノーベル平和賞に4度ノミネートされ、他にも、アジア太平洋人権基金の「傑出したスピリチュアル・リーダー賞」やグローバル・コンサルティング・ファームであるクリエーターズ・シネクティクスの「生きる天才トップ100」にもランクインしている。

 

法輪功創設者李洪志氏

 

法輪功学習者にとっての師父

学習者は創始者である李洪志氏のことを師父とよび、尊崇し、また同時に慕ってもいる。

長年修煉を続けている学習者の望月さんは師父について、次のように語っている。

「私にとって師父は、まるで父親のような存在で、いつも穏やかな笑顔を絶やさない方でした。弟子について誰かを特別扱いしたり、こうしなさいと指示したりすることは一切ありません。ただ私たちと一緒に食事をしたり、交流したり、ともに作業をするなど、自然体で接してくださったのが印象的です」

中国に古から伝わる言葉に「一日為師終生為父(たとえ一日だけでも師として教えを受けた人は、一生涯、父のように敬い大切にすべき存在である)」という言葉がある。

世界各国の法輪功の学習者たちは師父の李洪志氏に感謝を込め、5月13日を世界法輪大法デーと呼び、毎年5月13日が近づくと、パレードを催し、師父への感謝を表し、法輪功の素晴らしさを伝えている。

 

5月9日、数千人の法輪大法修煉者がマンハッタンでパレードを行い、この修煉法が1992年5月13日に一般に紹介されてから33年を迎えたことを祝った(Samira Bouaou/The Epoch Times)

 

2025年5月11日、トロントのダウンタウンで法輪大法の修煉者たちが世界法輪大法デーを祝うパレードを開催した(Evan Ning/The Epoch Times)

 

2025年5月9日金曜日、ドイツの法輪功学習者の一部がベルリンに集まり、「世界法輪大法デー」を祝う平和的なパレードと集会を開催した(張清颻/大紀元)

 

2025年5月10日、オーストラリアのメルボルンで法輪功学習者が市内中心部で盛大なパレードを開催し、第26回「5月13日世界法輪大法デー」を祝った(Tien Nguyen/大紀元)

 

法輪功の修煉とは

法輪功は修煉であり、つまり5つの気功動作を行い、『転法輪』という本に書かれている「真(正しいことする)・善(慈悲を重んじ、良いことをする)・忍(耐え忍ぶ)」の内容に自らを照らして律し、心身ともに自らを高めていく佛家修煉法だ。

修煉には仏教的な内容も含むが、教会のような集会場を設けたり、学習者の名簿を集めたりする宗教のような管理は行っていない。それぞれの学習者は集まって教書である『転法輪』を読んだり、煉功したり、修煉について語りあったりしながら、自らを修め、自らの向上を図っている。

世界各地の学習者がそうした修煉を通じて心身の向上を感じており、日本でもそうした声が上がっている。

 

法輪功を修煉してから 日本人の声
 

膵臓がんと診断された平井陽子さんは修煉を始めてから心身ともに健康を取り戻した(大紀元)

平井陽子さんは会社の健康診断で人間ドックを受け、膵臓に腫瘍が見つかり、精密検査を受けた結果、膵臓がんと診断された。平井さんはとてもショックを受けたが、そんな時、母親が法輪功を修煉して完治したと言い、平井さんに修煉を勧めた。

平井さんはもともと潰瘍性大腸炎や突発性難聴など、たびたび病気に悩まされてきたが、修煉を始めてから心身ともに健康を取り戻した。体調が良くなっただけではなく、精神的にも安定し、職場でも怒ることがなくなったという。今では、仕事にもリラックスして取り組めるようになった。

 

体調を崩していた娘が法輪功の修煉を始めて健康を取り戻し、たくましくなっていく姿を見て、自身も法輪功を始めたという藤田真知子さん(大紀元)

藤田真知子さんは、体調を崩していた娘が法輪功の修煉を始めて健康を取り戻し、たくましくなっていく姿を見て、自身も法輪功を始めたという。修煉を始めて2か月ほど経つと、長年悩まされていた腱鞘炎や不眠症、肩こり、そして最も苦しんでいた偏頭痛が、気付けばすっかり消えていたことに驚いた。

また、修煉を始める前は家族と意見が食い違うと必ず言い返していたが、今では相手の話を落ち着いて聞き、冷静に考えてから自分の意見を伝えられるようになった。その結果、夫婦関係も大きく改善し、以前はよく喧嘩をしていたが、今ではほとんどなくなったという。

 

特定非営利活動法人 日本法輪大法学会会長・稲垣兼太郎氏(大紀元)

特定非営利活動法人 日本法輪大法学会会長・稲垣兼太郎氏は法輪功の修煉について「修煉こそが、この世において、人間として生きていく上で果たすべきことであり、それを気づかせてくれるものだ」と述べ、修煉は自身にとって「生きることの本質」だと語った。
 

世界から寄せられる世界法輪大法デーを祝福するメッセージ

今年も世界法輪大法デーを祝福するメッセージが、世界各国から続々と寄せられている。

米オレゴン州知事のティナ・コテック氏は、5月13日を「オレゴン州の法輪大法の日」と宣言し、「法輪大法は文化および民族の垣根を超え、平和的で寛容で、そして思いやりのある社会の構築に貢献している」と讃えた。
 

(STATE OF OREGON PROCLAMATION OFFICE OF THE GOVERNOR)

また米メリーランド州議会は5月、法輪大法が世界に広まってから33周年たったことを祝福し、法輪大法の創始者・李洪志先生に祝意を表す決議を可決した。

カナダでは、オンタリオ州の政治家15人が世界法輪大法デーを記念して、祝意を表している。

またカナダのオンタリオ州ブライトンとアマーストバーグで先日、「世界法輪大法デー」と書かれた旗が掲揚された。

ブライトン市長のブライアン・オストランダー氏は、世界法輪大法デーへの祝辞を発表し、大紀元に対し「法輪功は『真・善・忍』の価値観を実践しており、これはカナダが尊敬する価値観です」と語った。

アマーストバーグ市長のマイケル・プルー氏は、5月13日をアマーストバーグの「法輪大法の日」と宣言し、祝意を表している。

真実の事、正しい事を行い、善を重んじ、不愉快、不幸なことがあっても忍をもって自らを律する修煉の道。その歩みは今、国境を越えて人々の心に静かに光を灯している。