4月、千葉県八千代市で、市内の小学1年生の女児が迷子になっていたところを、小学4年生の児童2人が声をかけ安全確保につなげた。八千代警察署はこの勇気ある行動を称え、2人に感謝状を贈った。
4月18日、女児が下校中に道に迷い、不安そうにひとりで歩いていた。これを見つけた市内の小学4年生2人が「道に迷ったの?」と優しく声をかけたのだという。「うん」と答えた女児は、引っ越してきたばかりでこの日が初めてのひとり下校だった。2人は女児を自分の自宅に連れて行き、保護者を通じて女児の学校に連絡を入れ、無事を報告した。
その後、下校時間を過ぎても帰宅しないことを不安に思った父親が八千代署に通報した。女児は父親の迎えを待つ間、2人や他の児童とともに、近くの公園で遊びながら過ごした。
5月14日には、こうした一連の行動が高く評価され、2人の児童が通う小学校で感謝状の授与式が行われた。八千代署の山田幹司署長は「困っている人に声をかけてくれた2人のヒーローに、感謝状を贈りました」と述べた。
地域では防犯や子供の見守り活動が進められているが、こうした子供同士の助け合いの輪が、安心して暮らせるまちづくりにつながると期待している。
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