【ニュースレターが届かない場合】無料会員の方でニュースレターが届いていないというケースが一部で発生しております。
届いていない方は、ニュースレター配信の再登録を致しますので、お手数ですがこちらのリンクからご連絡ください。

備蓄米放出 19社が9万トン申し込み ファミマも随意契約に初参加

2025/05/27
更新: 2025/05/27

大手コンビニエンスストアのファミリーマートが、政府備蓄米の随意契約に申し込む方針を固めた。全国の店舗で6月上旬から、1キロあたり400円で販売を開始する予定で、大手コンビニとしては初の取り組みとなる。

精米およびパック詰め作業は、親会社・伊藤忠商事のグループ企業が担うことで、迅速かつ安定した供給体制を整える。原料価格の高騰や生活必需品の値上がりが続く中、家計を支援する取り組みとして注目を集めそうだ。

小泉農林水産大臣は27日の記者会見で、備蓄米の放出にかかる随意契約の申込み状況について、「午前9時時点で19社から計9万824トンの申込みがあった」と発表。これは政府が放出を予定している備蓄米のおよそ3割にあたる量で、早ければ29日にも引き渡しを開始する見通しを示した。

           備蓄米の随意契約申請状況

(農水省発表より)

また同会見では、酒造組合から「酒米の精米工場の活用」に関する協力の申し出があったことも明らかにされ、農水省として協力を前向きに検討しているという。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。