6月1日夜、ホワイトハウスは、コロラド州ボルダー市で行われたイスラエル支持のデモに対する攻撃事件について、容疑者は滞在資格の失効した不法移民であり、すでに逮捕したと発表。
ホワイトハウスの政策・国土安全保障担当副補佐官であるスティーブン・ミラー氏は、X(旧ツイッター)上で声明を発表し「コロラド州ボルダー市で不法移民がテロ攻撃を行った」と指摘した。
ミラー氏によれば容疑者は、バイデン政権下において観光ビザを取得し、その後滞在期限を超えて不法に居住を続けていた。さらに、滞在中には、労働許可も与えられていたといい「このような自己破壊的な移民政策は、根本的に見直すべきだ」と述べた。
容疑者の身元は、FBI(連邦捜査局)によって公表しており、45歳のモハメド・ソリマンである。1日に、彼は、当局により逮捕された。
事件は、ボルダー市で毎週行われている平和的なイスラエル支持集会の最中に発生した。参加者らはこの日、通りを行進し、ハマスに拘束されているガザ地区の人質の解放を訴えていたという。
FBIおよび地元の法執行機関は、この事件を「テロ攻撃」として捜査を進め、FBIの担当捜査官マーク・ミハレク氏は記者会見で「容疑者は自作の火炎放射器および可燃性装置を用いて被害者を襲撃した」と説明した。攻撃中には「パレスチナを解放せよ(Free Palestine)」と叫んでいたことも明らかにした。
今回の攻撃により、67~88歳までの高齢者6人が負傷。全員が入院しており、このうち2人は重度の火傷を負い、専門の焼傷センターへ空輸した。
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