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中国・大連市で日本人2人殺害 中国人容疑者を拘束

2025/06/03
更新: 2025/06/03

中国東北部・遼寧省大連市で、日本人2人が殺害される事件が発生していたことが分かった。

先月25日に遼寧省瀋陽市にある日本総領事館が現地の公安当局から「日本人2人が殺害され、容疑者を拘束した」と連絡を受け、明らかになった。被害者2人はいずれも成人の男性。

すでに中国人の容疑者が拘束されており、犯行動機について、公安当局は「知人間のビジネストラブル」と日本側に説明しているという。事件が日本人を無差別に狙ったものではないと、強調しようとする意図があると見られる。

中国メディアの報道は一切ない。

近年、中国において日本人が巻き込まれる事件が相次いでいる。

昨年9月18日、中国南部の深セン市で、日本人学校に通う10歳の男子児童が登校中に刃物を持った44歳の中国人の男に襲われ、翌日死亡した。事件は学校から約200メートルの地点で発生し、容疑者はその場で拘束された。中国共産党(中共)側は「偶発的な単独犯による事件」と説明しているが、動機の詳細は明らかにされていない 。

この事件は、1931年の柳条湖事件(満州事変)の記念日に発生し、反日感情との関連性も指摘されている。日本政府は中国当局に対し、事件の詳細な説明と日本人の安全確保を強く求めている。



男児刺殺事件の容疑者は江沢民の「反日教育」から影響か

邦人男児刺殺事件について、中国共産党は容疑者の動機などについて日本側が情報共有を求めるも、口を閉ざしたまま。事件の真因とは何なのか。

昨年6月には、中国東部の江蘇省蘇州市で、日本人学校のスクールバスが刃物を持った男に襲撃され、日本人の親子が負傷し、バスの案内係を務めていた中国人女性が死亡した。容疑者は現場で拘束され、後に起訴された 。

これらの事件を受け、現地の日本人社会では不安が高まり、安全対策の強化が進められている。広州の日本人向けマンションでは、スクールバス到着時の警備員を増員し、防護服や盾を導入するなどの対策が取られている。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。