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天安門事件から36年を迎えた4日、中国政府関連の複数のウェブサイトが、反共ハッカー組織「匿名者64(Anonymous 64)」によって相次ぎ侵入され、天安門事件(虐殺)の象徴的な「タンクマン」の写真と民主化を呼びかける文章が公開された。
同組織は今回のハッキングについてSNS「X」で声明を発表し、「中国人民に真実を知らせる」と強調した。同組織は以前からたびたび中国の政府・軍関係サイトに攻撃を仕掛け体制批判を繰り返してきた。
中国の国家安全部は、同ハッカー組織の実態について、「台湾国防部のサイバー部門(「環境研析中心)」がその背後にあると主張し、現役関係者3人に対する立件・捜査を開始したとしている。いっぽうで、台湾側はこれを全面否定している。
いずれにしても、民主化の叫びは、インターネットという境界なき空間を通じ、再び中国本土に突き刺さった。情報を封じることで統治を続ける国家にとって、この“静かな侵入”は、銃よりも恐ろしい武器となるのかもしれない。




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