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反共ハッカー組織がまたも中国政府系ウェブサイトに侵入 天安門虐殺の画像を公開

2025/06/04
更新: 2025/06/04

【閲覧注意】本記事には、ご遺体の写真が添付されています。ご注意ください。

天安門事件から36年を迎えた4日、中国政府関連の複数のウェブサイトが、反共ハッカー組織「匿名者64(Anonymous 64)」によって相次ぎ侵入され、天安門事件(虐殺)の象徴的な「タンクマン」の写真と民主化を呼びかける文章が公開された。

同組織は今回のハッキングについてSNS「X」で声明を発表し、「中国人民に真実を知らせる」と強調した。同組織は以前からたびたび中国の政府・軍関係サイトに攻撃を仕掛け体制批判を繰り返してきた。

中国の国家安全部は、同ハッカー組織の実態について、「台湾国防部のサイバー部門(「環境研析中心)」がその背後にあると主張し、現役関係者3人に対する立件・捜査を開始したとしている。いっぽうで、台湾側はこれを全面否定している。

いずれにしても、民主化の叫びは、インターネットという境界なき空間を通じ、再び中国本土に突き刺さった。情報を封じることで統治を続ける国家にとって、この“静かな侵入”は、銃よりも恐ろしい武器となるのかもしれない。

 

1989年6月4日午前5時ごろ、天安門広場の外で中国共産党の軍隊によって隔離された市民たち(天安門事件の資料写真)
1989年6月4日早朝の北京の街頭の様子(天安門事件当時の資料写真)
1989年6月4日戦車に轢かれて死亡した学生(天安門事件の資料写真)
1989年6月4日天安門事件で死亡した民間人(天安門事件の資料写真)
李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!