6月4日午後、中国・河北省邯鄲(かんたん)市の交差点で道路が突然陥没し、小型車2台が相次いで落下する事故が発生。車に乗っていた3人が負傷した。
現地当局は「地下の配管から漏水があり、それが地盤を侵食したことが原因」と説明している。しかし、この道路は排水設備を含むインフラ全体の改修工事がわずか2年前に完了している。そのため、市民やネット上からは「また手抜き工事か」と非難の声が噴出した。「業者は喜んでるよ。また仕事が増えたって」といった皮肉も飛び交い、制度的不信が深まるばかりだ。
こうした陥没事故は中国各地で後を絶たず、中には「老朽化」ではなく「修繕したばかり」「検査に合格して間もない」道路が含まれていることが、市民の諦めと怒りを倍加させていた。
(現場の様子、2025年6月4日午後、中国河北省邯鄲市)
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