第27回参議院選挙の開票作業が進む中、石破茂首相(自民党総裁)は20日夜、NHKの番組などで現時点の情勢を受けて自身の進退に言及した。石破首相は、「現状において比較第1党の議席数を頂戴している責任を自覚したい」と述べ、引き続き責任を果たす姿勢を示し、続投の意向を示唆した。
与党(自民・公明)は今回の選挙で大きく議席を減らしたとみられるが、現時点で最大議席数を持つ「比較第1党」としてその責任を強調した。石破首相は「厳しい安全保障環境や防災対策、人口減少など、国家が直面している課題に対して引き続き責任を持ち対応したい」と語った。
また、石破首相は各党の議席の最終的な確定を待って、改めて判断する意向も示した。一方で、落選や大敗を受けた場合でも「国家、国民のためにきちんと責任を果たすべき立場」であると述べ、辞任の選択肢はすぐには取らない考えを強調した。
自民党内や野党からは責任を問う声も出ているが、石破首相は「現時点では続投し、国家的課題に全力で取り組む」と語っている。
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