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草津白根山の火山活動が活発化 噴火警戒レベルを2に引き上げ=気象庁

2025/08/04
更新: 2025/08/04

気象庁は8月4日、群馬県と長野県にまたがる活火山「草津白根山」の火山活動が活発化していることを受け、噴火警戒レベルを2に引き上げたと発表した。また、あわせて有名な観光スポットである湯釜火口周辺約1キロメートルの範囲で入山規制を実施すると発表した。

複数の報道によると、気象庁は草津白根山の湯釜火口付近で3日、午後3時から火山性地震が頻繁に発生し、4日朝5時ごろまでの24時間で合計40回の地震を観測した。また、昨年6月頃から湯釜周辺の浅い地中で地盤のゆっくりとした膨張が確認された。

これらの観測結果を踏まえ、気象庁は草津白根山が今後噴火する可能性があると判断し、4日午前6時ごろ、噴火警戒レベルを1の「注意」から2の「火口周辺規制」に引き上げた。

また、湯釜火口周辺約1キロの範囲内で、大型の火山岩が噴出する可能性があるため特に警戒を呼びかけている。住民には地方自治体の指示に従い、危険区域へ決して近づかないよう促している。また、火山噴火時には風向きによって火山灰の降下や小規模な噴石の飛来リスクがあることから、地元住民は警戒を怠らず、防災対策を十分に行うよう呼びかけている。

現時点で、気象庁は草津市街地および草津温泉に対して避難指示を発出していない。しかし、火山活動は引き続き厳重に監視されており、今後観光にどのような影響を及ぼすかは評価が待たれている。

草津白根山は日本の活火山で、標高は2160メートル、上信越高原国立公園の一部である。

また、草津白根山は2018年1月23日に小規模な噴火を起こしており、それ以降活発な状態が続いている。

張雨霏