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トランプ氏 FRBクック理事を解任

2025/08/26
更新: 2025/08/26

8月25日、トランプ米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)のリサ・クック理事を解任すると発表した。

FRB理事は、大統領が指名し、上院の助言と同意を得て任命される。任期は通常14年であり、「正当な理由(for cause)」がない限り解任されることはない。

トランプ氏はクック氏宛ての書簡で次のように述べた。

「あなたの金融に関する欺瞞的かつ潜在的に犯罪的な行為を鑑みると、アメリカ国民はあなたの誠実さに信頼を寄せることはできない。私もまた、そのような信頼を持っていない」

この問題は、連邦住宅金融局(FHFA)のビル・プルテ長官が提起したものである。クック氏が2021年にミシガン州アナーバーとジョージア州アトランタで相次いで住宅ローンを組み、両方を「主たる居住地」と虚偽申告した可能性があるという内容だ。プルテ長官はこれを「住宅ローン詐欺の疑い」として司法省に捜査を要請した。クック氏は辞任を拒否しており、「SNS上の憶測や政治的圧力によって職を辞することはない」と強調している。現在、疑惑について説明を準備している段階だ。

今回の解任は、トランプ氏とFRBの間の継続的な緊張関係における最新の出来事である。FRBのパウエル議長は、トランプ氏がアメリカ経済の刺激のために中央銀行が利下げを行うべきだと主張する中、数週間にわたり公然と批判されてきた。
 

エポックタイムズ記者。米国政治と米国議会を担当