神韻芸術団が台湾桃園空港に到着し、2026アジア巡回公演が開始した。
「共産党のない中華文化」を新しい演目で伝える神韻公演は今年で20周年を迎え、台湾での33公演後、日本公演は4月に開始される。東京都 新宿や京都など6都市で公演が行われ、感動の舞台を体験できる。
「神韻、神韻、大好き!」「神韻、神韻、素晴らしい!」と世界各地で名声を博し「世界一のショー」と称される米国の神韻芸術団が、現地時間12月28日夕方、桃園国際空港に到着し、2026年シーズンのアジア巡回公演を開始した。今回の台湾訪問は18回目にあたる。また、台湾がアジアツアーの初公演地となるのは今回が初めてであり、多くのファンが空港で出迎え、会場は熱気と歓声に包まれた。

頼清徳総統の祝電では、神韻芸術団が中華民国114年(2025年)12月30日から115年(2026年)2月8日まで台湾で巡回公演を行うことを喜ばしく思うとし、「この芸術の祭典を通じて創造的な表現の場を築き、相互の見聞と交流を促進し、人文と芸術の素養を磨き、平和的かつ理性的な良質社会の構築に共に力を尽くしたい」と述べた。
神韻芸術団の一行が到着ロビーに姿を見せると、ファンたちは「神韻、愛してる!」「神韻はみんなの憧れ!」「I Love Shen Yun」「TAIWAN LOVE SHEN YUN」などの横断幕を掲げ、盛大な拍手と歓声で迎えた。花束やヒマワリ型のバルーンを手にした人々も多く、アーティストたちへの熱い応援があふれた。
神韻の出演者たちは笑顔で手を振り、再び台湾で公演できる喜びを伝え、「百聞は一見にしかず。ぜひ劇場で神韻の美しさと感動を体験してください」と呼びかけた。


「共産党のない中華文化」 神韻の使命と20年の歩み

司会者の唐韻氏は、「神韻は共産党のない中華文化を表している」と語った。
唐氏はインタビューで「今年は神韻設立20周年にあたり、台湾が今期アジア公演の初舞台となることを大変うれしく思います」と述べ、3年ぶりの台湾再訪に感激していた。
今回の舞台に向けて、神韻は半年間にわたる準備期間を経ており、全ての演目が新作である。すでに米国とヨーロッパで上演され、熱い反響を得ているという。
「台湾でも神韻は必ず歓迎されるでしょう。なぜなら、神韻が表現しているのは『共産党のない中華文化』だからです」と唐氏は強調した。
唐氏は20年間の歩みについて、「神韻は中共による迫害を受けながらも、使命を決して放棄せず、今日のような規模に発展するまでの道のりは容易なものではなかった」と振り返る。
さらに「台湾の皆さんが長年にわたり支えてくださったことに心から感謝します。台湾での公演は、まるで故郷に戻ってきたような温かさを感じます」と語った。
真の伝統文化とは
唐韻氏は「神韻が示しているのは『真の中華文化』であり、それは私たちが信じる神性に由来する文化です。中共が宣伝する無神論とは根本的に異なります」と述べ「人々が神韻を見ることで、本当の中華文化とは何かを理解できる。それは精神的で奥深く、中共が作り上げた表面的な文化とは全く異なるのです」と語った。
観客が神韻を鑑賞した後に「神性とのつながり」や「希望・力」を感じる理由について、唐氏は次のように説明する。
「神韻は中国伝統文化を『神が伝えた文化』と信じています。人間もまた神によって創られた存在です。現代ではこの文化が失われつつありますが、それは人類にとって極めて重要です。私たちはその文化を舞台で再現しています。これは他の公演ではほとんど、あるいは全くできないことです。だからこそ観客は神とのつながりを感じ、心に希望が湧くのです。神性からの啓発は最高の美的体験をもたらし、それは神性の導きなしには到達できないものです」
台湾出身プリンシパルダンサー 范徽怡氏 故郷舞台に感激

台湾出身の神韻プリンシパルダンサー・范徽怡氏は、今回初めて公演団と共に故郷の舞台に立つこととなり、「アジアへ、そして自分の故郷へ戻るこの機会をいただけて本当に感謝しています。胸がいっぱいです」と語り、長く待ち望んでいた台湾の観客に向け「今年の公演が、より多くの気づきと善の力を届けられるものになりますように」とメッセージを送った。
神韻設立から20年の歩みを振り返り「その過程には喜びも苦しみもありましたが、それらの経験こそが神韻の今日の強さと成熟を育てました」と述べ「神韻は単なる芸術団体ではなく、中華伝統文化と精神的価値を受け継ぐ重要な使命を担っています。この使命感こそが、どんな試練の中でも私たちを支えてきたのです」と強調した。
今年の20周年記念公演については「具体的な演目はお話しできませんが、半年にわたる集中訓練の中で全員が技術と表現力を磨き、常に新たな高みを目指してきました。今年は昨年という時間以上に進化した舞台をお見せできると確信しています」と自信をのぞかせた。
「観客が神韻を鑑賞した後に『心が洗われた』『神性を感じた』と語るのは、私たち出演者一人ひとりが日頃から精神修養を大切にしているからです。伝統文化を伝える者として自らに厳しく向き合うことで内面の力が育ち、その力こそ観客に真に伝わるのです」と語った。
主流社会の注目集める 100人超の政界の要人が祝賀

神韻は長年にわたり台湾の主流社会で高い評価と信頼を得ており、今回の再来台も政界から大きな関心を集めている。すでに120人を超える政界の要人が祝辞を贈り、公演の円満な成功を祈っている。
2026神韻公演スケジュール 台湾33公演から日本へ
神韻芸術団は、12月30日から来年2月8日まで、台北市、桃園、苗栗、台中、彰化、嘉義、高雄市などで全33公演の台湾ツアーを行う。その後、2月から3月にかけて韓国とオーストラリアで巡演し、2026年4月2日からは日本ツアーを開始する。東京(新宿・八王子)、鎌倉、京都、神戸、福岡で公演を行い、5月8日まで続く。
神韻や公演のチケットについて詳しく知りたい方は、神韻のウェブサイトをご覧ください:ShenYun.com
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