早稲田大 TOEIC不正で入学取消5人・合格取消3人

2026/01/13
更新: 2026/01/13

早稲田大学は1月9日、TOEICを利用した集団的不正行為をめぐり、大学院生5人の入学取消、大学院入試合格者3人の合格取消を行ったと発表した。立件された不正関与者は計44人に上り、学部在籍者1人には無期停学処分とした。

早稲田大学は国内でも留学生数が最多水準の大学として知られる。国際性の高さを特色とする中、一部入試に提出されたTOEICスコアに不正対象のものが含まれていたとして、昨年から調査を進めていた。

問題の発端は2025年7月7日、TOEICの実施団体である国際ビジネスコミュニケーション協会が、不正な手段による高スコア取得についてスコア無効化や受験資格剝奪の措置を公表したことにある。日本国内では同協会が不正と判断し少なくとも803件のスコアが無効化されるなど、広範な不正行為が明らかになっていた。

早稲田大学はこれを受け、入試に提出されたTOEICスコアについて照合した結果、無効化対象スコアを確認。全件調査を実施した。

不正と認定された44人の内訳は、学部入試3人、大学院入試41人。このうち在籍者の1人は無期停学処分とした。入学・合格していない者については当該年度の全試験結果を無効とし、同一年度の受験資格を認めない措置をとった。

対象者の所属や出願先は、個人特定を避けるため公表していない。

大学は「公平・公正な入学試験環境を維持するため、不正行為には今後も厳正に対処する」としている。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。