米国政府は1月13日、半導体大手NVIDIAが中国向けにAI用H200チップを輸出することを正式に承認した。ただし、輸出には複数の制限条件が課せられている。しかし、ロイター通信は14日、事情に詳しい関係者の話として、中国共産党(中共)当局がH200チップの中国輸入を認めないと報じた。
事情に詳しい3人の関係者によると、中共税関当局は通関業者に対し、「NVIDIAのH200チップは中国への輸入を許可しない」との通達を出したという。
また、中共政府関係者は13日、主要な国内IT企業を召集して会議を開き、特別な必要がない限り、H200チップを購入してはならないとの明確な指示を出したという。
情報筋の一人は、「政府関係者の言葉は非常に厳しく、現状では実質的には禁止に近い状況だ。ただし、今後、状況が変わる可能性もある」と述べた。
H200はNVIDIAが開発したAIチップの中で2番目に高性能な製品であり、米中関係における争点のひとつとなっている。
中国企業の間ではH200への需要が高まっているが、中共当局がこのチップの輸入を制限する目的が、国内半導体産業の保護にあるのか、あるいはワシントンとの駆け引きの一環なのかは、依然として不透明である。
トランプ政権がH200の対中輸出を条件付きで承認したが、この措置は米国内でも議論を呼んだ。対中強硬派の間では、中共側がこのチップを軍事AI開発に転用することで、米国の技術的優位性が損なわれるのではないかとの懸念が高まっている。
情報筋によると、中共当局はH200の輸入を禁止する具体的な理由を示しておらず、今回の措置が正式な禁令なのか、それとも一時的な対応なのかも明確にしていないという。
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