中国で今、弁当や飲み物の販売を出前アプリで始める病院が各地に広がっている。
ダイエット向けの弁当や産後の女性向けの食事に加え、薬を混ぜたミルクティーまで販売されている。
背景にあるのは、病院の深刻な経営難である。多くの病院で収入が支出に追いつかず、職員の給与を支払えない状態が続いている。
こうした動きは、地方の小規模な病院に限られたものではない。本来であれば地域医療の中心を担うべき大病院までもが、出前アプリで食事や飲み物を販売し、収入の補填を図っている。
治療を行う病院が飲食店のように注文を受け、食事や飲み物を売って収入を得るという状況に、インターネット上では「命を守る場所が商売に走っている」「治療より金もうけなのか」といった強い批判の声が相次いでいる。
言うまでもなく、病院は人の命を救う場所である。その病院が生き残るために食べ物を売らなければならないという現実は、中国社会が抱える厳しい現状を鮮明に映し出している。
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