中国 求人減少の中、高給うたう仲介業者にだまされる人も

中国で仕事がない 年明けに人だけあふれる

2026/02/25
更新: 2026/02/25

中国では旧正月が終わると、多くの出稼ぎ労働者が都市に戻り、新しい仕事を探す。

今年も求人会場には人があふれている。しかし、肝心の仕事が少ない。

景気の低迷で、企業が採用を減らしているためだ。月給1万元(約22万円)といった比較的高い給与の仕事はごく一部。しかも1日12時間以上働く重労働で、採用されるのは半分以下だという。

一般的な工場の仕事は月給6千元(約13万円)ほど。週6日勤務、1日12時間労働が普通だ。それでも応募者は殺到している。

さらに問題になっているのが、悪質な仲介業者だ。ネットでは「月収9千元(約20万円)以上」「高時給」と宣伝するが、実際はもっと低い賃金を提示する。遠方から来た人の中には、だまされたうえに帰る交通費がなくなるケースもある。

河南省出身の男性は「良い仕事は紹介で埋まる。外から来た人に残るのは、きつい仕事ばかり」と話す。長年働いても貯金ができず、将来が見えないという声もある。

中国では若者の失業や不動産不況が続き、雇用環境は厳しいままだ。年明けの仕事探しは、多くの人にとって厳しい現実と向き合う時間になっている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!