湖北省武漢市で3月31日夜、百度が運営する無人タクシー(ロボタクシー)が一斉に停止する異常事態が発生した。約100台の車両が同時に動かなくなり、市内の幹線道路や高架道路上で交通が大きく混乱した。
高架道路では複数の車線がふさがれ、深刻な渋滞が発生し、一部では交通がほぼまひ状態となった。トラブルはおよそ2時間続いた。
乗客から不安の声が相次いだ。走行中に突然停止し、車内の緊急通報機能が使えないケースもあり、助けを求められなかったという。高架道路上では周囲を高速で走る車に囲まれ、「降りることもできない」「降りてもどこへ行けばいいのかわからない」と困惑し、長時間動けない状態が続いた。
ある利用者は、わずか15分の移動が約2時間に及び、最終的には警察と運営側の対応で現場を離れたと話す。対応は遅れ、警察の介入でようやく脱出できたケースもあった。また、運賃は通常通り請求され、補償についての説明はなかったとする声もある。
さらに、停止した車両に後続車が追突するなど、複数の交通事故が発生したとの情報も出ている。
武漢の警察は、今回の原因について「システム障害」との見方を示した。この無人タクシーは2021年に導入され、武漢は主要な実験都市の一つだが、過去にも同様のトラブルが起きており、安全性への不安は依然として残っている。
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