自動運転や遠隔操作といった先進機能を売りにした「スマートカー」。中国ではこうした電気自動車で、ドアが開かない、車が勝手に動き出すなどのトラブルが相次ぎ、不安が広がっている。
2026年3月27日、吉林省長春市の住宅地の駐車場で、車から降りた直後にスマートカーがひとりでに走り出す「事件」が起きた。
ネットに投稿された車載映像では、所有者が動き出した車を追いかけてドアを開けようとするも入れず、他の車に接触しながら進み、ついに植え込みに突っ込んで停止する異常な走行の様子が映っている。
問題の車は、上海汽車集団(SAIC)傘下の電気自動車ブランド、智己汽車(IM Motors)が展開する主力SUV「LS6」とされるスマートカーである。しかし、映像は拡散後、メーカー側の申し立てにより削除された。
ネット上では、「まさしく自動運転」といった皮肉が広がるとともに、安全性への不安の声も強まっている。
同様の事例は過去にもあり、2025年9月には、中国のスマートフォン大手、小米(シャオミ)が手がける電気自動車で、駐車後に車が自動で解錠され、そのまま走り出したとする事例が報告されている。利用者は監視カメラの映像を示してメーカー側に説明を求めたが、「車の問題ではない」とされたという。
相次ぐトラブルを受け、スマートカーの安全性をめぐる疑問は強まっている。
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