ビーズを並べて熱で固める手作り玩具「アイロンビーズ」で、中国の少女が命を落とす事故が起きた。
中国国営メディアの報道によると、3月、貴州省貴陽市で自宅で遊んでいた少女が、仕上げの加熱作業中に感電し死亡した。この問題は安全性への懸念からネット上で急速に拡散し、検索ランキング上位に浮上した。原因は現在も調査中とされている。
アイロンビーズは、並べたビーズに小型アイロンで熱を加えて固定する仕組みだが、事故はこの加熱工程に集中している。
検査では、付属の小型アイロンが通電から約3分で130度以上に達し、その後も温度が上昇し続けることが確認できた。温度を制御する機能はなく、温度の上昇が止まらない状態になるという。さらに台座がないため、使用中や使用後に周囲の物に触れやすく、火災につながる恐れもある。
高温だけでなく、漏電のリスクも指摘している。3月中旬には山西省で、同様の玩具の小型アイロンから火花が出て発火し、子供がやけどを負う事故も起きている。
加えて問題視されているのが電圧である。本来、子供向け玩具は安全のため低電圧で設計するべきだが、一部の製品では家庭用と同じ220ボルトが使われていた。一般的な基準では子供向け玩具は24ボルト以下が望ましいとされており、この点からも安全上の欠陥を指摘している。
さらに、加熱時には素材から有害なガスが発生する可能性もあり、密閉空間での使用には注意が必要だ。
こうした問題が相次いで指摘される一方で、この種の玩具は現在も市場で広く販売している。人気の裏で見過ごされてきた安全性の問題が、今回の事故で一気に表面化した形だ。
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