アメリカ中央軍は4月21日未明、SNSのXで、19日に紅海に展開する空母「フォード」で艦載機の運用が行われたと明らかにし、関連する写真も公開した。「フォード」空母打撃群は現在、アメリカ中央軍の担当地域を航行しているという。
AP通信が国防当局者の話として伝えたところによると、これまで東地中海にいた「フォード」は、2隻の駆逐艦とともにスエズ運河を通過し、紅海に入った。
「フォード」は米軍の最新鋭の原子力空母であり、昨年6月から海上展開を続けている。アメリカの「壮絶な怒り作戦」の際にはカリブ海にも派遣し、ベトナム戦争以降で最も長い、米空母の海上展開となった。
また3月中旬には、艦内のランドリー区画で火災が発生し、クロアチアの港で修理を受けていた。
「フォード」の到着により、中東には現在、2隻目の米空母が展開したことになる。すでに配備されている空母「リンカーン」は、対イラン作戦「エピック・レイジ」を続けている。
さらに別の国防当局者によると、空母「ブッシュ」も現在、南アフリカ沿岸を北上しており、数日以内に中東に到着する見通しだ。
これにより、米軍はこの地域に3つの空母打撃群を同時に展開することになる。
トランプ大統領は、米・イラン協議を通じてイランに核開発の断念を迫る一方、軍事力の増強によって圧力を強めている。
分析では、3隻の空母が同時に集結すれば、米軍の抑止力が大きく高まるだけでなく、トランプ政権に中東でより多くの軍事的選択肢を与えることになるとみている。情勢がさらに悪化した場合に備え、アメリカ側が短期間で軍事圧力を強める態勢を整えていることを示すものだという。
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