神韻京都公演が閉幕 「これこそが中国本来の姿」と議員が絶賛

2026/04/28
更新: 2026/04/28

「これが本来の中国人の姿なんだと心を揺さぶられる思いがした。神韻はもっと広く知られるべき素晴らしい公演だ。この舞台に出会って、中国人のことが好きになった」

2026年4月26日午後、米国の神韻新紀元芸術団が日本・京都のROHMシアター京都で第5回目、最終公演を行った。ある市議会議員は、神韻の舞台に日本の伝統的価値と共鳴する中国の姿を見たとして、心からの賛辞を贈った。

神韻の二胡が体現する中国文化の深い趣を称賛

中国古典文化芸術に触れる機会はめったになかったという奈良市議会議員の植村佳史氏は夫人と一緒に鑑賞し、伝統中国の「躍動感と優しさ」を感じたという(牛彬/大大紀元)

中国古典文化芸術に触れる機会はめったになかったという奈良市議会議員の植村佳史氏は夫人と一緒に鑑賞し、伝統中国の「躍動感と優しさ」を感じたという。特に二胡の独奏は植村夫妻の心を強く捉えたようだ。

植村氏は「二胡を聞くと中国という感じがする」と述べ、これまで二胡の演奏を聞いたことがあったという夫人も「わずか二本の弦からこれほどまでに豊かな旋律が紡ぎ出されるとは、驚きを禁じ得ない。二胡の演奏を聴く機会はこれまでにもあったが、神韻の調べはまさに格別。かつての中国を知るわけではないが、どこか懐かしく、失われた美しい情景が目の前に浮かび上がるような不思議な感覚を覚えた」と語った。

また植村氏は舞台で舞踊の伴奏をするオーケストラについても「東洋の文化が西洋の文化と融合している」と述べた。

夫人は舞踊についても、「演者の動きが一点の乱れもなく揃っており、実に見応えがあった」と称賛した。特に、長い袖を自在に操る「水袖(すいしゅう)の舞」の演目には、「言葉を失うほどに素晴らしく、振付師の才覚にも驚かされた」と感嘆の声を上げた。植村氏もこれに同意し、最高峰の技術を持つ者が一堂に会した、「まるでオリンピック選手のような精鋭揃いの舞台だ」と驚嘆の色を隠さなかった。

法輪功の迫害を題材にした演目について植村氏は「神韻は舞台を通じて現在の中国の現実と、中国共産党とはいかなる組織であるかを、分かりやすく明確に示してくれた。また、法輪功が追求する心身の健康や平和などの理念を初めての人にもわかりやすく伝えている点は素晴らしい」と述べ「神韻の公演を通じて、中国共産党による迫害の実態が世界に広く周知されることを切に願う。これからも活動をさらに広げ、邁進してほしい」とエールを送った。

政治家として植村氏は、中国で起きている強制臓器摘出の人権問題を長年注視してきた。近年では同氏の働きかけにより、日本国民が国境を越えた臓器売買犯罪に知らず知らず関与することを防ぐための意見書が奈良市議会で可決され、国会にも提出されている。

神韻が示す中国・中国人本来の姿

神韻芸術団は中国伝統文化の復興を目指し、8つのグループが世界中で公演を続けている。しかし伝統文化のルーツである中国では中国共産党政権により公演が禁止されている。

「中国共産党の弾圧が終わり、神韻が現地で上演される時、それは中国が真の変革を遂げる瞬間となるだろう」と植村氏は語る。共産主義から脱し、中国が古来の伝統と立場に立ち返ることと、神韻の中国本土での上演は同義であると説いた。

同氏はまた、伝統的な東洋文明と現在の共産党体制との乖離を指摘。皇帝が民を慈しみ、災害時には救済に尽力した歴史を挙げ、「それこそが中国の本来の徳治の姿だが、現在の共産党政権には欠落している」と批判した。そして、今日、神韻を通じて、そのような伝統的価値観を体現する中国人の精神性に触れ、「本来の姿の中国人を好きになった」と熱く語った。

 

舞台演者 神韻の美しさは「美しい」という言葉では言い表せないと称賛

「これまで数多くの舞台を鑑賞してきたが、神韻は他とは一線を画している。パンフレットを紐解けば、出演者や楽団の全員が一丸となって中国五千年の歴史を築き上げていることが伝わってくる。そして、何よりも真に伝えるべきメッセージを正面から清々しく、観客の心に届く形で提示している。その迷いのない真摯な姿勢に、深い感銘を受けた」と語る舞台演者の泉美匠さん(牛彬/大纪元)

「これまで数多くの舞台を鑑賞してきたが、神韻は他とは一線を画している。パンフレットを紐解けば、出演者や楽団の全員が一丸となって中国五千年の歴史を築き上げていることが伝わってくる。そして、何よりも真に伝えるべきメッセージを正面から清々しく、観客の心に届く形で提示している。その迷いのない真摯な姿勢に、深い感銘を受けた」。

舞台演者の泉美匠(いずみ・しょう)さんは神韻公演を初めて鑑賞した後、高ぶる気持ちを抑えながら、公演から受けた感動を語った。

「アーティストのクオリティレベルが極めて高い次元で統一されており、日々の弛まぬ訓練の積み重ねが一瞬にして伝わってくる。その圧倒的な完成度に鳥肌が立つ思いであった」。

「終演まで一切の妥協がなく、表現力も徹底して研ぎ澄まされている。我々は普段、言葉や歌を用いて表現を行うが、それらが介在せずともこれほどまでに深く伝わるのだという事実に、大きな示唆と学びを得た」。

音楽についても「二胡の奥深さと表現力、そしてハープをはじめ一つ一つの楽器を丁寧に紹介し、それらが組み合わさって唯一無二の音楽を奏でている。それが舞台と相乗効果をもたらしていて、本当に素晴らしかった」と称賛した。

衣装については、「意匠を凝らした美しさが随所に光る。例えば、アーティストが回転した瞬間にスカートの裾が一糸乱れぬ動きで舞い踊る姿は圧巻であった。色彩豊かなグラデーションと背景映像による視覚効果も相まって、神々が降臨する場面など、一場面一場面がすべて完成された絵画のような美しさを湛(たた)えていた」と、その余韻に浸っていた。

舞台人として映像やプロジェクションマッピングの進化はこれまでも目にしてきたという泉さんは、特許を取得しているデジタル背景幕について、この表現は初めてと語り「サプライズが随所に仕込まれていて、ワクワクが止まらなかった。感動を超える表現力だった」と感嘆した。

泉氏はさらに、総合プロデューサーが2006年の創設以来20年にわたって陣頭指揮を執っていることを聞き「作品の歴史というだけでなく、国の歴史を、それを知らない人にも、さらに多くの人に伝えようとしている。背負っているものの深さがそこにある」と述べた。

また「美と徳をテーマに、神々から伝わる存在や言葉、人間の在り方が作品の根底にある。神韻公演を観て、自分がこれからどうあるべきか、舞台に立って何を伝えていくべきかを、自分自身もう一度見直すきっかけになった」と語った。

最後に「作り上げている団員の心が、本来の美しさを伝承しているものだからこそ、非常に多くの支持を集めていることをひしひしと感じた。団員の思いが体現されて客席に届くまでには、並大抵のことではないと思う。あらゆるものを駆使し、さまざまな困難を乗り越えた結果として、日本では席が取りにくく満席が続いている」と述べた。