トヨタ自動車が27日発表した2026年3月の電気自動車(EV)の世界販売台数は、前年同月比2.4倍の3万5524台となり、単月として過去最高を記録した。イラン戦争の影響による燃料価格の高騰を背景に、ガソリン車からEVへ乗り換える動きが広がっている。
ブルームバーグによると、販売増を後押ししたのは、世界的な燃料価格の上昇である。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行再開のめどが立たない中、ガソリンや軽油の価格が急騰しており、世界各地で電気で走るEVへの関心が高まっている。燃料価格の高止まりが続けば、エンジン車からEVへの乗り換えを促す状況もしばらく続くとみられる。
地域別では、日本での伸びが最も大きかった。日本のEV販売は前年同月比約42倍の3千台となった。北米では3.4倍の約9千台、中国を除くアジアでは12倍の約1千台を記録した。ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を含む電動車全体の世界販売も、同7.6%増の51万1007台となった。
共同通信によると、国内市場での好調には、車両性能の向上や新モデルの投入も寄与した。トヨタ自動車は21日、国内のEV乗用車販売台数が2025年度下半期(2025年10月~2026年3月)に約1万500台に達し、輸入車を含むブランド別で首位を獲得したと明らかにした。
日本経済新聞は、主力EV「bZ4X」が一部改良で航続距離が従来から25%増の最大746キロメートルに伸びたことが販売を牽引したと報じた。
トヨタはさらに、2026年2月25日に国内で新グレード「bZ4X Touring(ツーリング)」を発売した。こうしたラインナップの拡充も、販売増につながったかたちだ。
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