米国人研究者を中共当局が拘束 米中首脳会談直後に波紋

2026/06/15
更新: 2026/06/15

中共当局は12日、アメリカ人研究者のミンジンさんを拘束したと発表した。ミンさんはカリフォルニア大学バークレー校の博士課程候補生で、今月3日に中国・雲南省昆明市で開かれた会議に参加した際に拘束されたという。この件は、米中首脳会談から1か月も経たない時期に発生しており、物議を醸している。

中共外務省は、アメリカ人研究者ミンジンさんを拘束した事実を認めたうえで、ミンさんが国家安全を脅かしたと主張し、刑事拘留したと説明した。これまで中共当局が国家安全への危害を理由に米国市民を逮捕するケースは比較的まれであった。

ミンさんはミャンマーのシンクタンク創設者であり、以前同国の学生運動活動家としても知られていた。1990年代にアメリカに亡命した。

米国務省は新唐人に対し、米市民の安全確保を最優先事項としており、ミンさんに対して可能な限り領事支援や助言を提供する方針であると述べた。

現在、およそ200人の米市民が中国からの出国を禁止されている。中米対話基金によれば、その一部は麻薬関連の容疑や金銭トラブルに関係しているという。

米国務省は、中共当局が中国国内で研究活動を行ったり、公開情報を収集したりする米市民を拘束する可能性があると警告し、中国への渡航を予定している米国人に対して警戒を強めるよう呼びかけている。

中共の現行法では、文書やデータ、あるいは国家安全保障に関連する資料を送信した場合、スパイ活動とみなされる恐れがある。

しかし、どのような情報が国家安全保障の範囲に含まれるのかについて、明確な定義は示されていない。そのため、企業経営者が市場データを収集するような通常の商業活動であっても、犯罪行為と見なされる可能性があるとの懸念が広がっている。