中国 また「Made in China」は小さく…

「台湾キャベツ」の正体は中国産 メーカー回答に消費者騒然

2026/06/29
更新: 2026/06/29

「台湾キャベツ」と書いてある。ならば台湾産だろう。

そう思って手に取った商品が、実は中国産だった。カナダ在住の台湾人女性がSNSに投稿した「キャベツ事件」が、ネット上で大きな反響を呼んでいる。

女性は現地スーパーで「Taiwan Cabbage(台湾キャベツ)」と表示された商品を見つけた。台湾のキャベツは柔らかく、鍋料理にも合うため、見つけるたびに応援の気持ちも込めて買っていたという。

ところが、包装をよく見ると、小さく「中国産」と書かれていた。疑問に思った女性が農産物会社に問い合わせると、返ってきた答えはこうだった。「これは中国で栽培した台湾品種のキャベツです」

つまり、台湾産ではない。台湾の品種を、中国で育てたキャベツだったのである。

女性は思わず苦笑し、「次からはそこまで真剣に応援しなくていいかな」と投稿した。

この一件に、ネットユーザーからは強い反応が相次いだ。

「それなら中国キャベツと書けばいい。なぜ台湾と書くのか」

「『台湾』を大きく出して、消費者を誤解させている」

「中国産と書いたら売れないからだろう。悲しい話だ」

さらに、話はキャベツだけにとどまらなかった。

「日本風、韓国風のパッケージにして、よく見ると小さくMade in Chinaと書いてある商品が多い」

こうした、日本や台湾、韓国を思わせる名前やデザインを前面に出し、中国産であることを目立たせない表示は、「産地を偽装しているように見える」との指摘が以前から後を絶たない。

最近では、中国企業が「宇治抹茶」という社名を付け、中国産の抹茶を販売しているケースも報じられた。宇治と聞けば、多くの消費者は京都・宇治産を思い浮かべるだろう。「ここまで来たのか」と、こうした売り方に衝撃を覚える人は日本でも少なくない。

今回の主役はキャベツだった。しかし問題はキャベツだけではない。だからこそ、買う側にできる防衛策は、結局ひとつだ。商品名より、産地表示。その一手間が、思わぬ勘違いを防ぐことにつながる。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!