トランプ大統領 NATO首脳会議で共産主義の世界的拡散に警鐘

2026/07/09
更新: 2026/07/09

共産主義は「国際的になった」が「一度も機能したことはなく」、今後も成功しないと大統領は述べた

 

トランプ大統領は7月8日、アンカラで開催されたNATO首脳会議において、共産主義が米国内および世界中で根を広げつつあると改めて警告した。

大紀元系列局NTDニュースの質問に答える形で、トランプ氏は、米国が共産主義という高まりつつあるイデオロギー上の脅威に直面していると述べ、無償住宅などの給付を約束する点で共産主義には魅力があると説明した。

大統領は、共産主義は最終的に貧困、暴力、劣悪な生活環境をもたらすと述べた。

トランプ大統領は、「社会民主主義者」など異なる名称で提示された場合でも、共産主義は歴史を通じて一貫して失敗してきたと語り「我々の国で形成されつつあるものを知らせたい。それは共産主義であり、共産主義は売り込みやすいものだからだ」と述べた。

「聞こえは良い。しかし実際には良くない。非常に危険な言葉だ」

トランプ氏はさらに、共産主義は「国際的になった」ものの「一度も機能したことはなく」「今後も機能することはない」と述べた。

トランプ氏は共産主義と米国の経済体制を対比させ、米国は雇用が堅調で賃金も上昇しており、完璧ではないものの全体として成功した体制であると述べた。

トランプ氏は名指しを避けつつ、一部の政敵を「非常に危険」だと評し、共産主義思想の拡散は米国がこれまでに直面した最大級の脅威の一つであり、過去の重大な危機に匹敵ないしそれ以上のものだと主張した。

トランプ氏は、米国が共産主義化するという考えは、真珠湾攻撃や9・11事件よりも危険だと示唆した。

「共産主義化した国に起きることの一つは、二度と元には戻れないということだ」とトランプ氏は述べた。

「悲惨な状態の中で死んでいくことになり、非常に邪悪で凄惨なものになる」

同氏は、共産主義化した国は回復せず、代わりに弾圧、貧困、苦難を経験すると述べた。

トランプ氏の発言は、民主党候補として出馬した自称民主社会主義者がニューヨーク州とコロラド州の予備選挙で勝利したことを受けたものだ。

予備選挙以降、大統領は共産主義について警告し、こうした候補者を批判するため、最近の演説を活用してきた。

「彼らは共産主義者であり、社会民主主義者ではない」とトランプ氏は6月26日の信仰と自由連合(Faith and Freedom Coalition)会議で述べた。 同会議、および建国250周年を記念した7月3日と7月4日の演説の中で、トランプ氏は米国民に対し、共産主義イデオロギーが復活しつつあると警告し、国のアイデンティティーを守るよう呼びかけた。

「我が国の外部から新たにやって来て、我々の生き方や大いなる成功に完全に対立する思想を受け入れる者たちを含め、我々の国土において共産主義の脅威が今、再び台頭しつつある」と、トランプ氏は7月3日に述べた。

「これらは、税制や規制をめぐる意見の相違のような単なる政治的な意見対立ではない。共産主義は米国の自由に対する致命的な脅威だ」

トランプ氏は、米国が盗まれた土地の上に、抑圧者によって建国されたとする見方を批判した。

「マルクスの嘘を我々の遺産について広める者たち、我々は盗まれた土地の上に生きている、あるいは我々の英雄たちは抑圧者だったと子どもたちに教える者たちは、我々の過去を中傷するよりもはるかにひどいことをしている。彼らは我々の未来を中傷し、攻撃しているのだ」

7月4日、ナショナル・モールでの独立記念日の群衆に向けた演説で、トランプ氏は「共産主義体制は米国の体制の対極にあり、共産主義体制は一度も機能したことがない」と述べた。

「我々の戦士たちは、世界各地の戦場で共産主義と戦ってきた。それは、その脅威が再びこの米国内で醜い頭をもたげるためではない。我々はそれを起こさせない」

「それは癌のようなものだ。切除しなければならない。速やかに切除しなければならない」

7月3日の演説では、共産主義を「米国の自由に対する致命的な脅威」であり、「我が国にとって最大の脅威」だとも述べた。

毛沢東指導下の中国共産党による「社会主義」中国建設の取り組みにより、推計6500万人の中国人が死亡し、旧ソ連の共産主義体制下では2500万人から3千万人が死亡したとされる。

Emel Akan
エポックタイムズのホワイトハウス上級特派員、トランプ政権担当記者。 バイデン前政権とトランプ第一次政権時は経済政策を担当。以前はJPモルガンの金融部門に勤務。ジョージタウン大学で経営学の修士号を取得している。
大紀元のワシントン特派員。 ワシントン政治を中心に、政治とスポーツ、スポーツと文化の交差点についても取材・報道を行っている。 過去には、Mediaiteのライターや、Jewish News Syndicateのワシントン特派員を務めた。 また、The Washington Examinerにも寄稿したことある。 ジョージ・ワシントン大学卒業。