夏休みは旅行需要が最も高まる時期だ。ところが中国では今、多くの国内線で航空券の値下げが相次ぎ、「高速鉄道より安い」と話題になっている。
浙江省では杭州発の北京、広州、武漢行きが200元台(約4200円)から販売されるほか、寧波発の一部路線では200元を切る便も登場した。河南省鄭州発でも上海や福州行きが200元台、広州や成都行きも300~400元台と、大幅な割引価格が並んでいる。海外路線でも、バンコクやソウル、シンガポールなどへ1千元(約2万1千円)以下で利用できる便が見つかるという。
一方で、こうした「格安航空券」に対し、中国のSNSでは冷ややかな声も目立つ。「表示価格には燃油サーチャージや空港使用料が含まれていない」「予約画面に進むと料金が一気に跳ね上がる」「安い運賃は深夜便ばかり」「受託手荷物が有料で、結局は新幹線のほうが安かった」といった体験談が相次いでいる。
旅行シーズンにもかかわらず一部路線で航空券が大幅に値下がりしている背景について、旅行業界の関係者は、新規路線の開設が価格を押し下げる要因の一つになっているとみている。ただ、「200元で飛べる」という宣伝だけを見て予約すると、各種料金や追加サービスを含めた支払額とのギャップに驚く利用者も少なくないようだ。
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