中国 APEC開催を前に警備強化

「駅に入るまで30分」 突然の警備強化で大混乱=中国・深圳

2026/07/22
更新: 2026/07/22

中国・深圳市で7月20日、地下鉄の検査が突然厳しくなった。すべての乗客が手荷物と身体の検査を受けることになり、駅には長い列ができた。

これまでは主にバッグを検査していたが、新たなルールでは乗客本人も携帯型の検査機で調べられる。傘や弁当箱、小さなバッグも検査の対象となった。

混雑する駅では、入場まで約30分かかる場所もあり、会社に遅刻する人が相次いだ。駅の外まで長い列が伸び、市民は雨に濡れながら入場を待った。怒った乗客と検査員が衝突する場面もあり、興奮した乗客が警察に通報する騒ぎにまで発展した。

地下鉄側は、市の交通当局からの指示に従った措置だと説明している。いつまで続けるかは明らかにしていない。

深圳では7月末にAPEC閣僚会議、11月にはAPEC首脳会議(経済首脳会議)が開かれる予定だ。

市民の間では、これらの会議に備えた警備強化ではないかとの見方が広がっている。SNSには「何をそんなに恐れているのか」「長い行列の方が危険だ」といった批判が相次いだ。

重要な会議が近づくたびに検査は厳しくなり、そのしわ寄せを受けるのはいつも市民だ。SNSには「また始まった」「毎回振り回されるのはこっちだ」「いい加減にしてほしい」と、怒りとうんざりした声があふれている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!