ホテルに隠しカメラが仕掛けられていることを暴いたら、今度は自分がホテルに泊まれなくなった。そんな不可解な出来事が、中国で波紋を広げている。
動画投稿者「追鼠記」は、成都市内のホテルや民宿、観光地の公衆トイレを調査し、小型の盗撮カメラが設されている実態を動画で公開した。映像は大きな反響を呼び、市民からも徹底調査を求める声が相次いだ。
これを受けて成都市公安局は捜査を開始。盗撮目的で公衆トイレにカメラを設置していた男女2人を逮捕したほか、ホテルや民宿への立ち入り調査を行い、複数の盗撮カメラを発見・撤去したと発表した。
ところが事件後、思わぬ事態が起きる。
「追鼠記」は7月23日、メディア取材に対し、成都市内の複数のホテルや民宿から実際に宿泊を断られたと明かした。警察は「ホテルや民宿の自主的な判断」と説明している。
ネット上では、「盗撮犯ではなく、盗撮を暴いた人が締め出されるのか」「宿泊を拒否したホテルのほうが怪しい」「宿泊拒否したホテル名を公表してほしい」といった批判が噴出した。
中国ではホテルや民宿で盗撮カメラが見つかる事件が後を絶たない。それだけでも利用者にとって深刻な問題だが、今回、多くの人が違和感を覚えたのは、盗撮犯ではなく、それを暴いた人が宿泊を断られたことだった。
結局、自分の身を守るには、隠しカメラを探す知識や発見器を持ち歩くしかないのだろうか。
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