中東で戦火が続くなか、中国共産党(中共)が紛争にどのように関与しているのかに注目する。
米シンクタンク「国際評価戦略センター」のアジア軍事問題担当上級研究員、リック・フィッシャー氏はこのほど、新唐人のインタビューに応じ、中共が陰でイランを支援するとともに、米軍の弾薬を消耗させ、将来の台湾侵攻に向けた布石を打とうとしているとの見方を示した。
フィッシャー氏は、中共がイランに戦略情報や衛星データを提供しているほか、ドローンや弾道ミサイルの製造に使われる部品の長期的な蓄積を支え、紛争を助長していると指摘した。
また、中共はアメリカがこの紛争に巻き込まれることを好都合とみていると述べた。
「イランの核開発計画は数十年にわたり、中共から直接または間接的な支援や資金提供を受けてきた。中共はアメリカの弾薬を消耗させ、その間に太平洋や南シナ海で緊張をさらに高めようとしている。台湾の将来を決定づける最終決戦にも備えている」と語った。
フィッシャー氏はさらに、中共が長年にわたり、アメリカの民主主義や自由、法制度を利用し、全米に大規模な影響力ネットワークを築いてきたと警告した。
中共は1980年代末以降、首都ワシントンだけでなく、全米各州の州都にも影響力圏を広げてきたという。
フィッシャー氏は、アメリカと中共の関係には根本的な非対称性があると指摘した。
「中共はアメリカの自由を利用してアメリカに対抗できる一方、アメリカには、自国の利益を追求するために中国社会へ同じようにアクセスする手段がない」と述べた。
そのうえで、中共の活動を明るみに出すことが、アメリカにとって最も重要な防御策になるとの認識を示した。
「アメリカ国民は、中共の利益のために活動する組織や、中共から資金提供を受けるシンクタンク、中共関連組織から資金を受け取る大学の実態をほとんど把握していない。こうした組織の多くは中共軍と深いつながりを持っている」と指摘した。
さらに、「これらのつながりを明らかにすることが、アメリカの第一の防衛線となる。中共の活動を制限することも極めて重要だ」と強調した。
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