中国 残業食からコピー用紙まで削減

財政難の中国 名門大学まで「節約モード」

2026/09/16
更新: 2026/09/16

中国の財政難が、大学にまで及んでいる。中国を代表する名門・北京大学をはじめ、各地の大学が相次いで経費削減を打ち出し、出張や会議だけでなく、残業時の食事やコピー用紙まで節約対象になった。

北京大学は9月、経費削減の規定を発表した。接待や残業時の食事を抑え、出張時の割高な座席や不要なカラー印刷を避け、片面使用済みのA4用紙も再利用するよう求めている。

北京林業大学でも接待や残業時の食事などを削減。山西財貿職業技術学院でも、会議で果物などの軽食を出さず、高価な展示パネルを使わないよう求めた。

中国政府は「繁栄する中国」を内外に示そうとしている。しかし、SNSには「給料を払ってくれ」「代金を払ってくれ」といった投稿が絶えず、街を撮影した動画でも、人通りの減った商店街や空きテナントが目につく。そして今、節約の波は中国を代表する名門大学にまで及んでいる。

中国経済の苦しさは、大きな経済指標だけでは見えにくい。残業時の食事を減らし、紙一枚まで再利用する。こうした身近な変化を見ると、中国でいま何が起きているのかが、よりはっきりと見えてくる。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!