連休明けに出勤したら、職場が消えていた。
中国では近年、大型連休のたびにこんな話がネットを騒がせている。休暇中に工場や店を畳み、経営者が姿を消す、いわゆる「夜逃げ」だ。
今年も、国慶節(中国の建国記念日)に伴う10月1~7日の大型連休の最中から、中国のSNSに「休み明けに職場がなくなった」と訴える動画や投稿が相次いだ。
投稿された動画には、休み明けに出勤したところ、機械や作業台がなくなり、ほぼ空っぽになった工場の様子が映っている。投稿者らは、社長や管理者とも連絡が取れなくなったと訴えている。
中には「数カ月分の給料が未払いのまま」と訴える人や、社長の夜逃げを心配し、自費で職場に監視カメラを付けた従業員までいた。工場だけではない。店でも同じような訴えが出ている。
普通なら「仕事に戻りたくない」と思う連休明け。ところが中国では、仕事に戻りたくても「ところで、うちの会社はまだあるよね?」と、つい心配になる。
連休明けの心配事が、一つ増えてしまった。それが笑い話では済まないのが、中国の現状だ。
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