中国 近年繰り返される笑えない連休明け

中国、連休明けに「職場が消えた」

2026/10/06
更新: 2026/10/06

連休明けに出勤したら、職場が消えていた。

中国では近年、大型連休のたびにこんな話がネットを騒がせている。休暇中に工場や店を畳み、経営者が姿を消す、いわゆる「夜逃げ」だ。

今年も、国慶節(中国の建国記念日)に伴う10月1~7日の大型連休の最中から、中国のSNSに「休み明けに職場がなくなった」と訴える動画や投稿が相次いだ。

投稿された動画には、休み明けに出勤したところ、機械や作業台がなくなり、ほぼ空っぽになった工場の様子が映っている。投稿者らは、社長や管理者とも連絡が取れなくなったと訴えている。

中には「数カ月分の給料が未払いのまま」と訴える人や、社長の夜逃げを心配し、自費で職場に監視カメラを付けた従業員までいた。工場だけではない。店でも同じような訴えが出ている。

普通なら「仕事に戻りたくない」と思う連休明け。ところが中国では、仕事に戻りたくても「ところで、うちの会社はまだあるよね?」と、つい心配になる。

連休明けの心配事が、一つ増えてしまった。それが笑い話では済まないのが、中国の現状だ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!