元FBI捜査官「中国共産党が米大学に浸透」 

2026/10/12
更新: 2026/10/12

中国共産党(中共)による米国への浸透、とりわけ大学を利用したスパイ活動への懸念が強まっている。元FBI捜査官で元米海軍特殊部隊SEAL隊員のジョナサン・ギリアム氏はNTDのインタビューで、米国議会に対し、大学への資金の流れや人的・学術的なつながりを徹底的に調査し、中共による浸透の実態を明らかにすべきだと訴えた。

ギリアム氏は、「『転覆』とは、公然と体制の変更を図ることだけを指すのではない。影響力の行使や監視、実質的な支配にとって重要な領域へ、ひそかに浸透することでもある。こうした領域で中共は下から上へと影響力を広げ、最終的には米大統領や上下両院の議員にまで及ぼすことができる」と述べた。

ギリアム氏は、こうした「下から上へ」の浸透戦略の中で、監督が十分に行き届いていない大学制度が利用されやすいと指摘した。

「大学制度は、エリート主義的な学術活動を隠れみのにできる仕組みだ。悪意ある政権は、利用しようとする人物やスパイ、悪意を持つ者を世界各地へ秘密裏に、時には公然と送り込むことができる。大学は監督が行き届いていないシステムだ」

さらに、大学が中共による人員浸透の経路の一つになっているとの見方を示した。「米国への不法入国者の中には、中国人も多く含まれている。このほか、中国から別の方法で米国に入り、合法的な入国者とされている人もいる。米国の大学で目にしているのは、中国から人員を送り込み、影響力や主導権を得るための別の経路だ。これこそ中共の実態を示している」と指摘した。

ギリアム氏は、中共による組織的な浸透に対処するため、米国議会が大学の資金源や人員の流れを幅広く調査すべきだと訴えた。

同氏は「米国議会は大学制度をめぐり疑問を呈している。議会がすべきなのは、米国内だけでなく、世界各地の大学について調査することだと思う。そうすれば、大学に流れ込む資金や人員をたどった先に何があるのかが見えてくる。中共やロシア、イランにつながっている可能性が高い。そして、彼らは世界各地で問題を引き起こしている同じ勢力でもある」としている。