神韻東京公演「未来に向かっていく中国を感じた」

しなやかで力強い洗練された舞踊、鮮やかな色彩に目を奪われる美しい衣装、新しい響きなのにどこか懐かしさを感じさせる音楽。連日、札止めの神韻東京公演は2日目を迎えた。2007年から始まり今年で14年目を迎える東京公演では何度も来場する熱烈なファンも少なくない。神韻公演の奥深い内包は見れば見るほど観客に新しい発見を与えるようだ。
2020/01/30

「息を呑む美しさ、涙があふれた」神韻横浜公演

中国古典芸術の復興を使命に掲げる神韻芸術団は、日本ツアーの最中だ。これまでに名古屋、広島、京都の三都市を巡回し、全て満席の高い人気を得てきた。舞台を通じて神韻が伝えるメッセージは、4つ目の都市・横浜でも観客の心に届いたようだ。
2020/01/13

赤い桑の実と黒い桑の実 親孝行

「孝」は儒家の倫理思想の核心であり、長い間中国社会で家庭関係を維持するための道徳基準であった。それは、中華民族の伝統的な美徳であり、中国伝統文化の精髄でもある。元の郭居敬は、中国古代の孝行が特に優れた24人の故事を集め、「二十四孝」を編集した。後に絵が配され、「二十四孝図」として孝行の道を広めるための通俗読み物となった。
2019/03/06

世界で一番物忘れのひどい人

昔、魯の哀公が孔子に尋ねた。「物忘れのひどい人が引っ越しをした時に、妻を置き去りにしてしまい、焦って妻を探し回ったという話を聞きましたが、世間にこのような人は本当にいるのでしょうか?」
2019/02/12

夫婦の仲から知る 人の品行

周朝時代、晋国に郤缺(げきけつ)と言う人が妻と仲睦まじく暮らしていた。ある日、郤缺が農作業をしていると、妻が食事を届けに来た。彼女は弁当を両手で捧げ、恭しく彼に渡すと、郤缺も丁寧に受け取った。
2019/02/12

国を亡ぼす4つの要因

およそ2400年前、中国には10の国が存在した。ある日、魏恵王は他国の王たちを城に招き、贅沢な酒宴を開いた。魏恵王が盃を掲げると、その中にいた魯共公(魯国の13代目国王)は、国家の衰亡を招く要因について語り始めた。
2019/02/11

孔子はなぜ弟子は自分より優れてると言ったのか

子夏は孔子に聞いた。「顔回は、どのような人ですか」 孔子は、「顔回は人として正直であり、この点では私より優れているのだ」と答えた。 子夏は聞いた。「子貢はどのような人ですか」 
2019/02/08

中国旧正月に爆竹を鳴らす由来は、怪獣「年」?

中国では、旧正月の際に爆竹を鳴らす風習がある。大晦日の夜になると、家々は爆竹を鳴らし、正月ムードを一気に最高潮に押し上げ、人々は爆竹の音を聞きながら、思わず笑顔を見せ、素晴らしい一年のスタートを切ったという心境になる。爆竹を鳴らさなければ、お正月ではないと言われるほど、爆竹を鳴らすことはもう中国の旧正月の伝統的な景観の一つとなっている。
2019/02/01

中国旧正月 爆竹を鳴らす風習

中国では、旧正月の際に爆竹を鳴らす風習がある。大晦日の夜になると、家々は爆竹を鳴らし、正月ムードを一気に最高潮に押し上げ、人々は爆竹の音を聞きながら、思わず笑顔を見せ、素晴らしい一年のスタートを切ったという心境になる。
2019/01/30

どんなに小さな嘘でも 神様はお見通し

昔、今の中国湖南省、湖北省辺りに、とても正直な知識人がいた。玉皇大帝は冥界第七殿で人手不足なため、彼に暫く業務を代行するよう任命した。彼はそれから数日置きに冥界へ行き、閻魔帳を確認する仕事を行った。
2019/01/23

【動画】毎週一字(1):真

漢字の「真」は、上部の「十」と、真中の「目」という文字から成る。「十」は、仏教でいうところの「十方世界(宇宙には十次元、またはそれ以上の異なる次元が存在するという考え方)」を意味し、その下に「目」があることから、全ての次元を見通す「佛の目」を表す。
2018/09/05

三寸の舌に五尺の身を亡ぼす

宋の時代、「士大夫」という階級がありました。教養を備え、詩文にも通じ、科挙を通過した官僚を多く輩出した士大夫層は、その後も王朝が「元」「明」「清」と移り変わっても、ずっと中国の支配階級の中枢を占めてきました。宋代の「士大夫」を育てる親の教育は非常に厳しいものだったようです。
2018/04/17

神韻日本公演スタート「最高のステージングを」

韓国での巡回公演を終えたばかりの神韻国際芸術団は16日午後3時ころ、羽田空港に到着した。同芸術団に所属する100人以上のアーティストが空港到着ロビーに現れた途端、空港に駆け付けた多くの日本人ファンから花束を贈られ、熱烈な歓迎を受けた。
2018/04/17

1250年前、世界初お茶の専門誌が生まれた

唐代に誕生した世界初のお茶の専門誌『茶経』は、現在でも中国茶道のバイブルとして珍重されている。著者である陸羽(りくう)(733~804)は、茶聖(茶の聖人)と称えられている。
2017/11/26

心のない愛 子を見ない親 簡体字が映すもの

愛は「爱」に変わり、「心」を無くした。つまり愛に心がこもらず、うわべのだけの愛となった。
2017/11/19

「聴く」に込められた意味

学校でも職場でも、今や雄弁で自己アピールの上手な人がもてはやされる時代。寡黙で常に聞き役の人は、まるで損しているかのようです。古代と道徳観が逆転している今、漢字に込められた意味を理解し、ハッとさせられることがあります。
2017/03/22

温故知新の舞台 記者が見た神韻日本公演

世界巡回公演中の神韻芸術団は、1月下旬から2月初めまで8日間に渡る日本巡回公演を成功裏に終え、韓国に渡った。失われた中国伝統文化の復興を目指しニューヨークで結成された神韻芸術団。ニューヨーク・リンカーンセンター公演での公演は満員となり立ち見席が出るなど世界各国で賞賛を受けている。日本でも公演前からチケットが完売したところもでた。話題の舞台の様子を取材してみた。
2017/02/03

念を変えれば、人生が変わる

古代中国では、徳を積むことが重要だと考えられていました。人間はよいことを行っても、悪いことを行っても、すべて天から見られているというのです。人生で遭遇する出来事に偶然なことは一つもなく、自分の考えや行いによる結果が、常に報いとなって帰ってきます。因果応報の理について、いきいきと描かれた古代中国の物語をご紹介します。
2016/09/23

夏王朝の誕生に伴う徳政の建立

夏王朝は禹(う)が建てた古代の王朝である。紀元前2070年頃に興り、前1600年頃に殷(商)に滅ぼされた。始祖の禹は顓頊の孫であり、姓は娰(じ)という。禹は、父の鯀(こん)の後、たびたび氾濫して民を苦しめていた大洪水をおさめた功績により、帝舜から帝位を禅譲された。
2016/04/07

無私の心で徳を積む

明の時代(1368-1644)、羅倫(ラ・リン)という男がいた。彼は科挙の試験を受けるため、地方の山から首都へ向かっていた。山東省を旅している時、お供をしていた童子が、金色に輝く腕輪を道で拾った。童子は羅倫に一言も告げず、そっと自分が持っている荷物にしまっておいた。数日後、羅倫はふと自分が持っている金銭を勘定し、残りの旅路に足りるかどうかと案じた。
2016/03/26

隣国のスイカを育てた農民

戦国時代、魏国と楚国をまたぐ地域ではスイカの栽培が盛んだった。魏国のスイカは成長が早く、大きくて美味なのに対し、楚国のものは成長が遅く、小さい実しか収穫できなかった。その原因は、魏国の農民たちが勤勉でスイカ作りに精を出している一方、楚国では水さえあまりやらないほど怠けていたからだった。
2015/12/04

自分の行いを正し、修めること

自分の妻や夫から行いの悪い部分を指摘されて、素直に受け止められる人は一体何人いるでしょうか?古代中国の物語には、自分の行いを正した後、はからずも高官の職を得た人物がいます。
2015/12/02

度量の広い宰相

唐の時代、狄仁傑(てきじんけつ)と婁師徳(ろうしとく)の二人は、武則天に仕える政治家だった。しかし、狄仁傑は常に婁師徳を誹謗していた。ある日、武則天は仁傑に、なぜ彼女が仁傑を登用したか知っているか、と聞いた。仁傑は、答えた。「私には卓越した才能があり、他人の助けを必要としません。優秀で、徳もあり、また世知に長けています」
2015/12/01

寛容な心に涙した泥棒

東漢の時代、名士・陳寔(ちんしょく)は自分を厳しく律し、機会を見つけては自ら手本を示し、子供たちを教育していた。 大洪水に見舞われた年、多くの村は深刻な被害に遭った。田んぼが流され、大勢の人が飢饉に見舞われ、流民が溢れた。やがて動乱の世となり、盗人が横行した。
2015/11/27

神話―中国文明の曙光

平成24年に『古事記』編纂1300年を迎え、日本では国家の成立、人類の誕生、天地開闢などがあらためて提起され、多大な関心が寄せられている。 同文化圏の中国でも近年、伝統文化のブームがしだいに高まり、その中で神話伝説への関心度が突出し、関連の研究も優れた成果を多く挙げている。しかし、裏付けとなるような詳細な資料の欠乏、マルクスの史的唯物論などに囚われているため、中国における神話伝説の研究、とりわけ宇宙創成や生命誕生など神話の根本的な問題に関しては、たいてい同じ唯物的次元で徘徊し、諸家の論考に小異はあっても
2015/11/24

どんなに小さな嘘でも 神様はお見通し

昔、今の中国湖南省、湖北省辺りに、とても正直な知識人がいた。玉皇大帝は冥界第七殿で人手不足なため、彼に暫く業務を代行するよう任命した。彼はそれから数日置きに冥界へ行き、閻魔帳を確認する仕事を行った。
2015/11/17

六世代にわたる報い

昔の人は「徳」について、よく言及していました。「徳」とは善行を積み、辛いことに耐えること。徳を積めば善果を得られ、悪行を積めば悪報が待っています。科学ばかりが重視される昨今、精神的なことは忘れられがちです。徳と子孫繁栄を何よりも重んじた古代中国の物語が、大切なことを教えてくれるでしょう。
2015/11/10

「八観六験」人の品格を見極める古人の知恵

デジタル時代を生きる人類は多くをコンピューターに頼り、物事を数字で判断するようになりました。その依存度は、コンピューター占いによって自分の運命まで機械任せにする人も現れるほど。しかし、自身の品格を高め、他人の品格を見極めるには、自らの経験や見識に頼るしかありません。人を見る目があるか否かは個人の能力の問題ですが、「人を見極める方法」を知っているかどうかも重要です。その方法の一つに、中国の戦国時代に編集された『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』に記されている「八観六験(はちかんろくけん)」というものがあります
2015/10/30

孔子が説く「君子の道」

一、君子の徳行  孔子曰く、「顔回は君子の徳行を四つ持っている。一つ目は仁義を貫く事、二つ目は人の勧告を素直に受け入れる事、三つ目は官職に慎重で謙虚である事、四つ目は日頃の行いを慎んでいる事。史鰍も君子の徳行を三つ持っている。一つ目は官職がなくても上の者に忠誠を尽くす事、二つ目は祭祀を行わなくても神様を尊敬する事、三つ目は自分に厳格であり、他人に寛容である事」
2015/09/24

【儒家故事】 学問は何よりも勝る

【大紀元日本6月15日】ある日、孔子は息子の伯魚にこう言った。「人を夢中にさせ、飽きさせないものは、おそらく学問しかないだろう。容姿が悪くとも、力がなくとも、家柄が貧しくとも、頼れる人がいなくとも、末
2015/06/15