「子供へのワクチン接種は危険」LinkedIn、mRNAワクチンの開発者アカウントを停止

2021/07/07
更新: 2021/07/07

ビジネス向け交流サイト(SNS)「リンクトイン」(LinkedIn)はこのほど、mRNAワクチンの「生みの親」である米国のロバート・マローン(Robert Malone)博士のアカウントを停止した。「子供たちにコロナワクチンを接種するのは危険」と警鐘を鳴らした同博士の言論を「誤った情報」とした。

ロバート・マローン博士は、ファイザー社やモデルナ社などの製薬会社が製造するコロナウイルスワクチンに使用されている mRNA ワクチン(およびDNAワクチン)の開発者である。

リンクトインは5日、同博士のアカウントを復活させた。

マローン氏は同日、アカウントは復活しても、今後はもう使用しない。自分はこの「実際の科学的な議論には適さない」プラットフォームを離れるとツイートした。

マローン氏はその前にも「会社は自分のために費用を支払って高級会員(LinkedIn Premium)にした。それなのにアカウントは予告なしの削除を喰らった」とツイートしていた。

「この種の恣意的で好き勝手な行為は我々の仕事に損害を与えた、我々は補償されるべきだ」と同氏はリンクトインを非難した。

マローン氏はその後、リンクトインから送られて来たメールを添付した。

そこには、「あなたのアカウントはLinkedln のユーザー規約とプロフェッショナルコミュニティポリシーのうち、COVID-19ワクチンに関する『誤解を招くような情報や不正確な情報』を含むコンテンツの共有に対する複数の違反により、制限した」と書かれていた。

マローン氏は当時、「(リンクトインは)私の思想の罪状リストを提供してくれた。これは衝撃的な文書だ」と書いた。

同博士が最近、FOXニュースなどの報道機関に対して訴えている「18歳以下の人がmRNAワクチンを接種することの危険性」に関する主張を、複数のサイトは「ファクトチェック」の名の下で警告ラベルを付けた。

ユーチューブは「COVID-19ワクチンに関する誤解を招く情報が含まれている」として同博士の関連動画を削除した。

マローン氏は先月末、NTDテレビの番組「The Nation Speaks」の中で、「ワクチンによって救われる命もあるが、ファイザー社とモデルナ社が製造したワクチンが子供にもたらすリスクは、恩恵よりも上回るのではないか」とする考えを示していた。

最近、ツイッターはハーバード大学医学部教授でワクチンの安全性評価に精通した疫学者であるMartin Kulldorff 博士のアカウントをブロックしている。同博士は一般的なサージカルマスクが中共ウイルス(新型コロナ)から本当に保護してくれているのかを疑問視しているからだ。

(翻訳編集・李凌)